リレーションシップを編集するには
リレーションシップの参照整合性を適用するには、対象となるリレーションシップの結合線を選択し、[リレーションシップ]の[デザイン]タブの[リレーションシップの編集]をクリックするか、リレーションシップをダブルクリックして、[参照整合性]にチェックをつけます。必要に応じてレコードの連鎖更新やレコードの連鎖削除オプションも追加できます。
はじめに
マスターテーブルの主キーと、日々データが蓄積されるデータの外部キーとをリレーションシップを作成すると、[リレーションシップ]ダイアログボックスの[リレーションシップの種類]に[一対多]という表記がされます。以下の図は、[商品マスター]テーブルの[商品ID]と[売上テーブル]の[商品ID]を関連付けた場合の例です。
左側の[テーブル/クエリ]が「一側」で、右側の[リレーション テーブル/クエリ]が「多側」になります。
一側 | 多側 |
---|---|
主キー | 外部キー |
データのダブリが発生しないフィールド | データのダブリがありえるフィールド |
主キーと外部キーの違いについては、前に公開済みの記事『主キーの定義とは』を参照してください。
参照整合性とは
参照整合性とは、矛盾のないデータベースを作成するためのリレーションシップの設定のひとつです。参照整合性を適用するには、リレーションシップの種類が「一対多」である必要があります。
参照整合性を適用すると、フィールドの連鎖更新、または、レコードの連鎖削除を行うことも可能です。つまり、参照整合性を適用するということは、堅い絆で結ばれた深い関係になることであり、レコードの連鎖削除オプションも有効にすることで死ぬのも一緒ということです。
参照整合性を適用する
- 対象となるリレーションシップの結合線を選択し、[リレーションシップ]の[デザイン]タブの[リレーションシップの編集]をクリックします。
- [参照整合性]にチェックを付けて[OK]ボタンをクリックします。
- 参照整合性が適用されたリレーションシップには、一側に1、多側には∞が表示されます。
備考
参照整合性を適用しようとしたときに、以下のメッセージが表示される場合は、外部キーのデータ型を変更する必要があります。
たとえば、主キーがオートナンバー型の場合、外部キーは数値型の長整数型に変更しなければ、参照整合性は適用できません。一旦リレーションシップを削除してデータ型を変更してからやりなおしてください。
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