XMLって何?
はじめに
XMLとは、Extensive Markup Languageから取ったもので、HTML(Hypertext Markup Language)とは異なり、タグ("<" と ">" で括られたもの)を自由に宣言できる、拡張性のあるマークアップ言語です。HTMLは、Internet Explorer等のブラウザが解釈するための言語ですが、XMLはブラウザに限らずさまざまなプラットフォーム(OS)、アプリケーションにも応用することができます。
マークアップとは
コンピュータの世界での「マークアップ」とは、例えば生徒が作文を先生に提出した際、先生が生徒に対してスペルチェックなどの採点を行う作業、即ち文書に印を付ける(マークアップする)という概念から進化させたものです。文書に印を付けるということは、すなわち、文章の構造、意味、外観をコントロールしたり、変更したりする手段と言えます。
マークアップは、タグと呼ばれるコードを利用して、それぞれの構成、外観や、XMLではさらに意味を定義するプロセスのことを言います。
HTMLとXMLの違い
Internet Explorerを起動してWebサイトが表示されたら、[表示]メニューの[ソース]をクリックしてみてください。<HTML>で始まり、最後に</HTML>で終わるマークアップのソースが表示されます。中には、そのWebページのタイトルとして宣言するための<TITLE>タグや、本文の始まりを表す<BODY>タグなどがあります。しかし、HTMLは予め利用できるタグが定められ、定められていないタグは無効となります。
一方、XMLとは、自由にタグを宣言することができます。
<?xml version="1.0"?> <profile> <name>山田 太郎</name> <age>28</age> <gender>男</gender> <prefecture>東京</prefecture> <hobby>旅行</hobby> </profile>
このように、タグを自由に定義づけることによって、コンピュータ側でもそのタグ内のデータ要素が何であるかそれぞれの区別が容易になります。またデータの受け渡しをXMLですることで、異なるシステム間でもデータの流用、再利用が可能となります。そのため、電子商取引などでの企業間のデータ交換がスムーズになるメリットがあります。
昨今で流行となったブログに使われるRDFデータも、実体はXMLでできています。従って他のブログサービスにもそれぞれのRDFファイルを使って簡単に流用することができるのです。
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