時給計算をするには
タイムシートの作成 (7)
時間は1日を24で割ったシリアル値であるため、その時間に24倍したものに時給を乗算して求めます。
はじめに
Excelでは時間をシリアル値で扱います。シリアル値は1日を「1」として表現します。例えば、12時間をシリアル値で表すと「0.5」になり、24時間では「1」になります。 したがって、時給計算するには勤務時間に24倍すればOKです。
| A | B | C | D | E | F | G | H | I | J | |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 月日 | 曜日 | 開始時刻 | 終了時刻 | 休憩時間 | 勤務時間 | 時間内 | 時間外 | 時間内支給額 | 時間外支給額 |
| 2 | 3月1日 | 火 | 9:00 | 18:15 | 1:00 | 8:15 | 8:00 | 0:15 | ||
| 3 | 3月2日 | 水 | 9:00 | 20:30 | 1:00 | 10:30 | 8:00 | 2:30 | ||
| 4 | 3月3日 | 木 | 9:00 | 17:00 | 1:00 | 7:00 | 7:00 | |||
| 5 | 3月4日 | 金 | 9:00 | 17:15 | 1:00 | 7:15 | 7:15 | |||
| 6 | 3月5日 | 土 | ||||||||
| 7 | 3月6日 | 日 | ||||||||
| 8 | 3月7日 | 月 | 9:00 | 17:30 | 1:00 | 7:30 | 7:30 | |||
| 9 | 3月8日 | 火 | 9:00 | 18:00 | 1:00 | 8:00 | 8:00 | |||
| 10 | 3月9日 | 水 | 9:00 | 19:45 | 1:00 | 9:45 | 8:00 | 1:45 | ||
| 11 | 3月10日 | 木 | 9:00 | 17:00 | 1:00 | 7:00 | 7:00 | |||
| 12 | 3月11日 | 金 | 9:00 | 17:45 | 1:00 | 7:45 | 7:45 | |||
| 13 | 3月12日 | 土 | ||||||||
| 14 | 3月13日 | 日 | ||||||||
| 15 | 3月14日 | 月 | 9:00 | 18:15 | 1:00 | 8:15 | 8:00 | 0:15 | ||
| 16 | 3月15日 | 火 | 9:00 | 19:30 | 1:00 | 9:30 | 8:00 | 1:30 | ||
| 17 | 出勤日数 | 合計 | 90:45 | 84:30 | 6:15 | |||||
| 18 | 時給 | 1000 | 円 | 時間外 | 円 | 契約時間 | 8:00 | |||
時間内支給額の数式は基本的には以下の通りです。
=時間内*24*時給
空白セルを考慮する場合は、以下のように数式を作成します。
=IF(時間内="","",時間内*24*時給)
時間外支給額の場合、労働基準法によれば25%増しなので、時給に1.25を乗算します。数式は以下の通りです。
=IF(時間外="","",時間外*24*時給*1.25)
あらかじめ、時給が入ったセルに「時給」、および、列見出しを名前として定義するとスムーズに数式作成できるでしょう。
名前を定義する
- 時給が入ったセルを選択して、名前ボックスに「時給」と入力します。
- C1からH16まで範囲選択します。
- ［数式］タブを開き、［選択範囲から作成］をクリックします。
- ［選択範囲から名前を作成］ダイアログボックスで［上端行］だけをチェックをつけて［OK］ボタンをクリックします。
時間内支給額を求める
- 時間内支給額を求めるセルにカーソルを移動します。
- 数式バーに以下の数式を入力します。
=IF(時間内="","",時間内*24*時給)
- 下方向に数式をコピーします。
時間外支給額を求める
- 時間外セルにかそるを移動します。
- 数式バーに以下の数式を入力します。
=IF(時間外="","",時間外*24*時給*1.25)
- 下方向に数式をコピーします。
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