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Microsoft Office全般(Excel/Word/PowerPoint/Access/Outlook/OneNote)の使用方法を解説。

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Wordで表計算に挑戦!

Word 2000マスター講座

最後に、Wordでの表計算方法についてご説明します。これはちょっと応用レベルです。

数値部分は半角英数に変えておきましょう

全角の数値は文字列として認識してしまうため計算することができません。
では、半角に変換するにはどうすればいいのでしょうか?

まず、表内の数値部分を範囲選択して、メニューバーより[書式]→[文字種の変換]をクリックしてください。

すると、[文字種の変換]ダイアログボックスが表示されます。
予め、「半角」が選択されていますので、そのままOKボタンを押してくださいね。
文字種の変換

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四則計算をするには?

とりあえず、以下の表内計算をしてみましょう。

商品単価数量金額
りんご一盛7002 
みかん一盛5001 

合計

 

Wordで表計算するには、ある決まりがあります。
Excelのように行番号、列番号はありませんよね? WordはExcelの行列番号が非表示状態のセルの集まりだと思ってください。

A1B1C1D1
A2B2C2D2
A3B3C3D3

まず、りんご一盛の金額を求めましょう。
りんご一盛の金額のセルにカーソルを移動させて、メニューバーより[罫線]→[計算式]をクリックすると、
計算式のダイアログボックスが表示されます。
計算式
とりあえず計算式には左側を合計する関数が入っています。
四則計算方法では、足し算は +、引き算は -、掛け算は *、割り算は / となります。
計算式を消して、=B2*C2 と入力してOKボタンを押してください。
すると、1400という金額が入りました。

計算結果は、選択したセルにフィールドとして挿入されます。
参照先のセル内容を変更した場合は、フィールドを選択して F9 キーを押すと、計算結果を更新することができます。

みかん一盛の金額も同様に求めるわけですが、とりあえず、
りんご一盛の金額のフィールド部分をコピーしてみかん一盛の合計に移植してください。

Excelでは数式コピーすると相対参照(数式が入力されているセルの位置に関係して参照する相対的なアドレス)となりますが、
Wordでの表計算方法は絶対参照(数式が入力されているセルの位置に関係なく参照する絶対的なアドレス)になりますので、
あとで手動で変えてあげなければいけません。ちょっと面倒ですが(^^;

みかん一盛の合計フィールドを選択して、メニューバーより[罫線]→[計算式]をクリックすると、
計算式にはりんご一盛の合計を求める式が入っています。
=B3*C3 と修正してOKボタンを押してくださいね。

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合計を求めるには?

これは四則計算よりは楽です。
合計を求めるセルにカーソルを移動させて、メニューバーより[罫線]→[計算式]をクリックしてください。

計算式にははちゃんと「上側の数値すべて合計してください」という関数式が入っています。
そのままOKボタンを押してくださいね。

・・・Wordは合計を求めるのが得意なようです(^^;

ちなみに、一番右端のセルに実行すると、=SUM(LEFT)

予め代入される計算式パターン
一番右側のセルにカーソルがあった場合=SUM(LEFT)左側すべてを合計
一番下側のセルにカーソルがあった場合=SUM(ABOVE)上側すべてを合計

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合計を通貨型に表示を変えたいんだけど

合計フィールドを選択して計算式ダイアログボックスを呼び出してください。

すると、中央に表示形式の設定欄があります。右横の▼印をクリックして、
一覧から \#.##0;(\#,##0) を選択してください。

最後にOKボタンを押してくださいね。

表示形式について
#,##0桁区切りスタイル
#,##0.00桁区切りつき小数点第2位までを表示
0標準
0%パーセント表示
0.00小数点第2位までを表示
0.00%パーセントを小数点第2位までを表示

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Wordで使える関数について

Wordで使える関数はExcelほどたくさんありません。
よく頻繁に使う基本的な関数しかありません。

関数計算結果
ABS(x)xの値の絶対値を求めたいとき(整数、負数関係なし)
AND( x,y)論理式 x と論理式 y がどちらも True(正しい) の場合は、1 が返されます。論理式 x と論理式 y がどちらも False (まちがい)の場合は、0 が返されます。
AVERAGE( )指定した値の平均値が返されます。
COUNT( )指定した項目の数が返されます。
DEFINED(x)x が有効な場合は、1 (True) が返されます。式 x が計算できなかった場合は、0 (False) が返されます。
FALSE0 が返されます。
IF(x,y,z)x が True の場合は、式 y の計算結果が返されます。式 x が False の場合は、式 z の計算結果が返されます。式 y と式 z の値は、通常は 1 か 0 の数値になりますが、"True" か "False" の単語になる場合もあります。
INT(x)数値 x または式 x の小数部分の左にある整数が返されます。
MIN( )指定した数値のなかでの最小値を求めます
MAX( )指定した数値のなかで最も大きい値を求めます。
MOD(x,y)x を値 y で割ったときのあまりを求めます。
NOT(x)論理式 x が True の場合は、0 (False) が返されます。論理式 x が False の場合は、1 (True) が返されます。
OR(x,y)論理式 x と論理式 y のどちらかが True の場合かどちらも True の場合は、1 (True) が返されます。論理式 x と論理式 y がどちらも False の場合は、0 (False) が返されます。
PRODUCT( )指定した値の積が返されます。たとえば、{= PRODUCT (1,3,7,9)} という関数は、189 を返します。
ROUND(x,y)x を四捨五入して値 y で指定された桁数にします。x には、数値または式の結果を指定できます。
SIGN(x)x が正の値の場合は 1、負の値の場合は -1 を返します。
SUM( )指定した値または式の合計値を返します。
TRUE1 を返します。

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