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Expression Webとは

Section 1 Expression Web 4の概要
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Expression Web 4はWeb標準に準拠したサイト、SEO(検索エンジン最適化)に対応したサイトを作成できるアプリケーションです。ここでは、Expression Web 4の概要および特長について説明します。

Expression Webとは

Expression Webは、国際的な標準化団体、W3C(World Wide Web コンソーシアム)勧告のWeb標準に準拠した、XHTML/CSSで構成されたレイアウトページの作成、サイト構築に特化したアプリケーションです。プロのWebデザイナーをはじめ、CSSレイアウトページをより効率的に、より簡単に作成したいすべてのユーザーにお勧めです。また、ツールバーのボタンやメニューコマンドなどのユーザーインターフェイスがMicrosoft Office FrontPageに似ているため、これまでFrontPageを使っていた人にもスムーズにExpression Webに移行できます。もちろん、FrontPageで作成したWebサイトを引き続きExpression Webで編集できます。

また、Flashムービー、Windows Media PlayerやSilverlight、Silverlightビデオ、Deep Zoomコントロールの挿入が簡単に行えます。

さらに、Visual Studioとの連携、データベースとの連動、XMLデータの利用、PHPの編集、ASPおよびASP.NET 2.0以降のWebアプリケーションとの統合に優れており、カスタムASP.NETコントロールにも対応しています。

Web標準に準拠したサイトを構築するために

従来のWebページはデザインリニューアルにひと苦労

従来、インターネット上のWebページは、文書構造と書式(スタイル)が混在していました。テキスト(文字)の大きさや文字修飾(太字に変えたりアンダーラインを引いたり)、見た目のレイアウトや書式スタイルもすべてHTML文書内の任意の場所に直接スタイルが設定されていました。しかし、そもそも文書構造にスタイルやレイアウトの情報は不要だったのです。

つまり、従来のWebページは、文書の論理構造(見出しや本文などで生成されるコンテンツ)を記述するという本来のHTMLの目的に反するものでした。そのため、Webサイト全体のデザインを一新したい場合、テキストや背景の色などを変更したいWebページをひとつひとつ編集する必要があったため、それだけ時間と手間がかかってしまったのです。

文書の論理構造とスタイルを別管理するのがポイント

そこで、この問題を解決するために「Web標準化する」というわけです。文書の論理構造、すなわち、肝心な情報を伝えるのに余計なレイアウトやスタイルは、スタイルの情報を持つスタイルシート(CSS)に隔離してしまおう、というものです。

文書の論理構造だけをHTMLに、その他のスタイルやレイアウトはスタイルシートにして別に管理されたサイトのことを、Web標準に準拠したサイトということになります。

用語
CSS

CSSとは、Cascading Style Sheet の略です。Webページのスタイルをどのように修飾(表示)、定義するかを指示するための仕様で、W3C勧告の一つです。文書構造を書式を分離させるという理念を実現するために提唱されたスタイルシート(HTMLなどのマークアップ文書の表示形式を制御する概念)の具体的な仕様となります。CSSファイルには、見出しや本文など、それぞれの部分をどのように修飾するかを定義するブロックを記述していきます。Expression Webは、そのCSSファイルの作成に優れています。

Web標準に準拠したサイトのメリット

Web標準に準拠したサイトを構築すると、以下のメリットが生まれます。

  • どのブラウザ、OSにも対応したWebサイトになる
  • Webサイトの更新/リニューアルがスムーズになる
  • 健常者だけでなく、高齢者や身体の不自由な人にもアクセスしやすいWebサイトになる
    (Webアクセシビリティの向上)
  • 検索エンジン最適化(SEO)の効果があり、Webサイトの閲覧者が増える

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