編集または保存ができない、強制終了、その他エラーの対処方法
はじめに
FrontPageやSharePoint Designer、または Expression Webにおいて、ファイルの編集または保存ができなくなったり、強制終了したり、その他不明なエラーにより困った場合の対処方法を説明します。
一時ファイルの削除を行う
FrontPageやExpression Webでは、Internet Explorerの一時ファイル保管場所として、「Temporary Internet Files」内に専用フォルダが生成されます。
このフォルダは特別な隠しフォルダのため、直接ディレクトリを指定しないと表示されません。
- FrontPage の場合・・・・「FrontPageTempDir」
- Expression Webの場合・・・「WebTempDir」
一時ファイルがたまりすぎると、おかしくなったりします。
一時ファイルを削除するには、以下の操作を行ってください。
- SharePoint DesignerまたはExpression Webの場合、[サイト]→[サイトの設定]をクリックします。
※FrontPage 2000/2002の場合:[ツール]→[Webの設定]
※FrontPage 2003の場合:[ツール]→[サイトの設定] - [サイトの設定]ダイアログボックスの[詳細]タブをクリックします。
- 一時ファイルの[ファイルの削除]ボタンをクリックします。
FP Cleanerを利用する
あらゆる手段を施しても問題が解決しない場合は、アメリカのFrontPage MVPである Steveさんが作ったツールを利用するとよいでしょう。英語版なので、こちらで日本語で使用方法を説明します。
FP Cleaner の入手先はこちら!
http://www.95isalive.com/fixes/fpclean.htm
ページ下側にダウンロードするリンクがあります。ZIPファイルとEXEファイルの2タイプあります。
いずれかをダウンロードしてください。
もし、Expression Webを起動中にFP Cleanerを起動すると、「FP Cleanerは、Expression Webが起動中であることを確認しました。続ける前にExpression Webを必ず終了しなければいけません。」という主旨のメッセージが表示されます。
すでにExpression Webが終了後であれば[OK]ボタン、まだ終了していない場合は[キャンセル]ボタンを押してから、Expression Webを終了してください。
FP Cleaner
FrontPageクリーンアップユーティリティ
注:これはMicrosoftによりレビューまたは推奨されたものではありません。
FP Cleanerはインストローラーを持ちません。デスクトップに保存されたものは、デスクトップ上で動作します。
システム条件:Windows 95以降のOSがセットアップされたパソコン
OSのバージョン:すべてのバージョン
対応するFrontPageのバージョン:FrontPage 2000/2002/2003. SharePoint Designer, Expression Web
各種ボタンの説明
オプションを選択して[Start]ボタンをクリックすると、選択したオプションが実行されます。
Select an option below:以下のオプションを選択
- Restore Default Toolbars and Menus
→ツールバーとメニューバーの初期化 注:このファイルを削除した後にアドインを再インストールしなければならないかもしれません。
FrontPage/SharePoint Designer/Expression Webのツールバーとメニューバーの位置情報が保存されている CmdUI.PRFファイル をチェックします。もし狂っている場合はそれを修復します。
- Change the "Open Last Web" Setting
→「最後に開いたWeb」の設定の変更 既定の設定では、Expression Webの起動時にサイトに開いたWebサイトを同時に開くようになっています。その設定が問題を引き起こしている場合、最後のWebサイトを開かずに初期状態に戻したり、あるいはそれを開かせた状態にさせることができます。 Expression Web起動時に最後に開いたWebを開くように設定したくない場合はこのオプションボタンをクリックします。
- Clear the Hidden "Temporary" Files
→隠れた「一時」ファイルのクリア FrontPageTempDir(WebTempDir)内のファイルをクリーンアップします。このフォルダ内にファイルがたまりすぎていると、編集・保存ができなくなったり、強制終了したりします。これらのトラブルが起きた場合はこのオプションボタンをクリックします。
- Clear the Hidden Web Cache files (*.web)
→隠れたWebキャッシュファイル(*.web)のクリア Webキャッシュファイルは、あなたのWebサイト内に存在するファイルやフォルダの位置を把握するための情報が格納されています。もしその情報にゴミが入った場合は、Webサイトを開いたり閉じたり、Webサイトを発行しようとするとエラーが生じます。このような場合、このオプションボタンをクリックします。
- Clear the Find/Replace MRU List
→検索/置換 MRUリストのクリア FrontPage、SharePoint DesignerまたはExpression Webにおいて、テキストまたはHTMLを置換するたびにシステムレジストリに保存される、検索と置換ツールのMRU(Most Recently Used)リストを削除します。
- Close
→終了 - FP Cleanerを終了します。
- Start
→起動 - FrontPageやExpression WebまたはSharePoint Designerの中で、インストールされているアプリケーションを指定して起動します。Expression WebとExpression Web 2がインストールしている場合、[Start]ボタンをクリックすると以下の画面になります。[Cancel]ボタンをクリックするとこの画面をリセットできます。
- Info
→FP Cleanerの情報 このクリーンアップツールの詳細情報を表示します。
- Property
→プロパティ FP CleanerのWindowsファイルのプロパティダイアログボックスを表示します。
問題は解決しましたか?
操作方法、設定方法等で困ったら、 Expression Web Users Forum に投稿してください!
2012年12月21日(日本時間)をもって、Expression Web 4はフリーソフトになりました。FrontPageユーザーの方もダウンロードして使ってみてください。 なお、Expression Web 4すでに購入された方も、問題が修正された無料版にアップグレードすることをお勧めします。