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アクセシビリティのチェック

アクセシビリティって何?

インターネットユーザーは、健常者だけではありません。高齢者の方や、身体の不自由な方もいらっしゃいます。
高齢者の方は、一般的にマウス操作が苦手ですよね? 私は高齢者対象のIT講習会のインストラクターを務めたことがありますが、彼らにとって「クリック」「ダブルクリック」の操作はかなり難しいのです。
普段、ボタンを押すことはあっても、すぐに手を離す「クリック」、すばやく「カチカチッ」と指を動かす「ダブルクリック」は、たとえどんだけ練習しても、マスターできる方はほんのわずかです。
それに、やはり、字が小さいものははっきりいって読めません。大きくしないとかなりきついわけです。

障害者の方にとって手助けとなるものは、音声入力ソフト、画面読み取りソフト等のツールです。

以下、マイクロソフトのサイトより引用です。

  • 音声入力ソフト - 音声認識プログラムとも呼ばれるもので、マウスやキーボードの代わりに音声でコンピュータを操作することができます。
  • 画面読み取りソフト - 画面に表示された情報を合成音声に変換します。難読症などの学習障害のある方に役立ちます。また、視覚に障害のある方もこのツールを使用します。

画面読み取りソフトは、文字だけしか対応してくれませんよね。ましてやマウスに触れてメニューを展開させなければ次へ行けないサイトなんて、もってのほかなのです(笑)
昨今では、デザイン重視で健常者だけしか対応していないサイトをおせっかいながらも改善する動きが出ています。
既存のサイトからそのまま自分のサイト内で作り直して公開する、といったもの。著作権問題で訴えられそうですが(謎)
例えば音楽は視覚障害者のファンも存在するんです。しかし彼らがもっと多くの情報を手に入れたいとき、Webページ読み上げソフトに対応していないサイトばかりだと、不公平じゃないでしょうか?

よって、障害の有無や年齢などの条件に関係なく、だれもが同じようにインターネット上で提供される情報を利用できること、またはそれらの度合いを示すものが アクセシビリティ なのです。

FrontPage 2003におけるアクセシビリティのチェック条件となるものは、W3C勧告「Web Content Accessibility Guidelines 1.0」の仕様書に書かれているものです。
その仕様書の日本語訳はたぶんこちら。
ウェブコンテンツ・アクセシビリティ・ガイドライン 1.0

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アクセシビリティのチェックをするには

まず、チェックしたいページを選択します。複数選択する場合はフォルダ一覧からマウス操作で行ってください。

メニューバーより、[ツール]→[アクセシビリティ]をクリックするか、もしくはキーボードのF8キーをクリックします。

アクセシビリティのダイアログボックスが表示されました。
下の図では、フォルダ一覧から複数のページを選択した場合です。
選択されない場合は、「選択したページ」が選択できなくなります(^^;
アクセシビリティ : [チェックオプションの設定]の表示オプション

チェック項目として、W3CのWCAG (Web Content Accessibility Guidelines) の優先度1、優先度2、
および、米国政府の Access Board 508 条ガイドライン(日本語訳はこちら)もチェック項目に入れるかどうか設定します。

表示項目として、「エラー」「注意」「マニュアルチェックリスト」等、必要な項目にチェックを入れて[チェック]ボタンをクリックします。

チェックが終了すると、
このように「ドキュメントの検索を完了しました。」というメッセージが表示されます。
Microsoft Office FrontPage : ドキュメントの検索を完了しました。

わはは、イメージに対するテキストの設定してないって怒られちゃいました(^^;
やらなあかんなぁ、とは思ってたんですけどね(笑)
はいはい、そのうちに対処します(→おいヾ(ーー;)。
アクセシビリティ : チェックを行った後のダイアログボックス画面
なお、分割ビューに切り替わって、最初のページがチェック対象となります。問題となるコードが自動的に選択されます。
ここで「ここが問題だからちゃんと直してね」と教えてくれます。
チェックが終わったら[次へ]ボタンをクリックしていき、それぞれエラー等を修復します。

HTML形式でレポートを作成したい場合は、HTML形式でレポートを作成ボタンをクリックします。

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