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3. アクセシビリティ

Webサイト制作者にとって、アクセシビリティに配慮したWebサイトを構築することが重要です。アクセシビリティ、アクセシビリティレポート機能について解説します。

1. アクセシビリティとは

概要

アクセシビリティとは、とりわけ、障害者や高齢者などハンディを持つ人たちにとって、いかに利用しやすいかをあらわす用語です。「Accessibility」とは、「近づきやすさ」「接近容易性」といった意味の英単語です。

Webサイト制作者は、健常者だけではなく、視覚障害者、マウスやキーボード操作が難しい方なども含め、すべての人において平等に利用できるようなWebサイトを構築することが重要な課題となっています。

障害の有無や年齢などの条件に関係なく、だれもが同じようにインターネット上で提供される情報を利用できること、またはそれらの度合いを示すものが アクセシビリティなのです。

視覚障害者への対応

視覚障害者は、画面に表示された情報を合成音声に変換する画面読み取りソフトを利用します。音声ブラウザやスクリーンリーダーなどがあります。

また、マウスやキーボード操作が難しい方は、マウスやキーボードの代わりに音声でコンピュータを操作することが可能な音声入力ソフトを利用します。

音声ブラウザ

音声ブラウザとは、主に視覚障害者が利用する音声読み上げソフトの1種です。Webページの内容やユーザーの操作を解析して、合成音声によって読み上げることができます。

音声ブラウザは、見出しやリンク、テーブル(表)、フォームなどを認識して、それぞれにあった方法で読み上げることができます。たとえば、見出しを読み上げる場合、同時にチャイムを鳴らして、それが見出しであることをユーザーに伝えることができます。また、あるページの見出しだけを拾い読みする機能もサポートされ、視覚障害者はその機能を利用して、そのページの大まかな内容を把握できるです。

日本語に対応した音声ブラウザには、以下のようなものがあります。

音声入力ソフト

音声入力ソフトは、マイクなどから入力された人の声を認識するソフトウエアです。パソコンの文字入力や操作などに用いられます。音声入力ソフトには以下のようなものがあります。

高齢者への対応

マウス操作が難しくても、キーボードなら操作が可能な高齢者の方等も存在します。この場合、それぞれのリンクをキーボードのアルファベットキーに割り当てることで、キーボード操作でリンク先のページに進むことができます。

Expression Webにおけるアクセシビリティのチェック条件

Expression Webにおけるアクセシビリティのチェック条件となるものは、W3C勧告「Web Content Accessibility Guidelines 1.0」(http://www.w3.org/TR/WAI-WEBCONTENT/)の仕様書に書かれているものとなります。

画像や音声などには代替テキストによる注釈をつける、すべての要素をキーボードで指定できるようにする、情報内容と構造、および表現を分離できるようにするなどの方針が定められています。

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