PASVモードでWebサイトを発行するには
概要
ASDLでのネット環境やファイアウォールが使われたインターネット接続環境において、PASVモードでないとFTPの接続ができない場合があります。プロバイダにおいてPASVモードで接続するように指定されている場合の対処方法について説明します。
対処方法
FrontPage 2000/2002の場合
FTPでのPASVモードを使った接続には、Internet Explorerのインターネットオプションの詳細設定を変更します。たいていの場合は、すでにPASVモードが有効になっていると思います。
- インターネットオプション設定画面を以下のいずれかの方法で表示します。
- Internet Explorerを開いている場合は[ツール]→[インターネットオプション]を選択します。
- Internet Explorerが起動してない場合は、デスクトップ上などに存在するInternet Explorerのアイコンを右クリックして、[インターネットのプロパティ]を選択します。
- [インターネットオプション]ダイアログボックスの[詳細設定]タブをクリックします。
- [パッシブFTP(ファイアウォール及びDSLモデム互換用)を使用する]にチェックを入れて、[OK]ボタンをクリックします。
FrontPage 2003の場合
- リモートWebサイトビューに切り替えます。
- 右上の[リモートWebサイトのプロパティ]をクリックします。
- [パッシブFTPを使用する]にチェックを入れて、[OK]ボタンをクリックします。
備考
実際のところ、Internet Explorerにおいて、[パッシブFTP(ファイアウォール及びDSLモデム互換用)を使用する]が設定されていれば、そのIEの設定が優先されるおかしな現象が発生しています。
IISなどイントラネット環境においてパッシブFTPが必要でない場合は、パッシブFTPにチェックが外れていた場合でも、IEで有効になっている限り、FTPでのリモートWebサイトの情報を取得できない場合があります。IE6より前の場合はそのチェックがついていないため、意図的にそのチェックをつけない限りはイントラネットの環境では問題なくFTPができると思います。
どうやら、IE6から既定の設定で[パッシブFTP(ファイアウォール及びDSLモデム互換用)を使用する]にチェックがついているようです。しかし、リモートWebサイトのプロパティのダイアログボックスでの「パッシブFTPを使用する」のチェックを付けたり消したりしても、レジストリが書き換えられないため、結局のところIEで設定を変更する必要があります。
問題は解決しましたか?
操作方法、設定方法等で困ったら、 Expression Web Users Forum に投稿してください!
2012年12月21日(日本時間)をもって、Expression Web 4はフリーソフトになりました。FrontPageユーザーの方もダウンロードして使ってみてください。 なお、Expression Web 4すでに購入された方も、問題が修正された無料版にアップグレードすることをお勧めします。