数値を切り捨てるには
データを計算する、加工する
最終更新日時:2023/04/03 16:58:49
指定した位で切り捨てるにはROUNDDOWN、小数点以下を切り捨てる場合はINTを使用するとよいでしょう。他にも、TRUNCなどが挙げられます。ここでは、数学/三角関数のこれら3つの違いについて、および、関数の引数で数式を作成する方法について説明します。
ROUDDOWN、INT、TRUNCの違い
指定した位で切り捨てるには、ROUNDDOWNとTRUNCが挙げられます。引数は同じです。
=ROUNDDOWN(数値,桁数)
=TRUNC(数値,桁数)
数値 | 対象となる数値を指定します。 |
---|---|
桁数 | <数値>を切り捨てる桁数を指定します。 |
小数点以下を切り捨てる場合は桁数が「0」となり、十の位で切り捨てる場合は「-1」と指定します。
TRUNC関数で桁数の引数を省略すると、桁数が「0」となり、1の位で切り捨てとなります。ちなみに、ROUDDOWNの関数の引数において、「桁数」にカーソルを移動したときに表示される説明は誤植です。ROUDDOWN関数での桁数の引数は省略できないので注意してください。
百 | 十 | 一 | 小数点第1位 | 小数点第2位 |
---|---|---|---|---|
-2 | -1 | 0 | 1 | 2 |
一方、小数点以下を整数にまるめるにはINT関数を利用します。
=INT(数値)
1の位で処理した数式結果は以下の通りです。
ROUNDDOWNとTRUNCは単に小数点以下を切り捨てているだけとなりますが、INT関数では最も近い、値の小さい整数に丸めることになるのです。
ROUNDDOWN関数を使用して1の位で切り捨てる
- 求めたいセルを選択し、[数式]タブの[数学/三角]一覧から[ROUNDDOWN]を選択します。
- 関数の引数の[数値]ボックスにカーソルを移動し、対象となるセルを選択します。
- [桁数]ボックスには「0」と入力して[OK]ボタンをクリックします。
- 数式コピーすることで、それぞれの値が求められました。
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