数値の書式設定
桁数の多い数値をうまく入れたい!
標準のセルの書式設定では、11桁までの数値は入力することはできますが、12桁以上の数字を入れるとこのようにまとまってしまいます。
123456789012 → 1.23457E+11
しかし、確かに数式バーを見ると、123456789012 になっています。表示をちゃんと入力したとおりにするには、表示形式を「数値」に変えてください。
設定したいセルを選択して、右クリック→[セルの書式設定](または、[書式]→[セル])をクリックします。
セルの書式設定ダイアログボックスが表示されます。
[表示形式]タブ内の[分類]を「数値」に変更して、OKボタンをクリックしてください。
24時間以上の時間・時刻を入力すると繰り上がってリセットされてしまうんだけど?
Excelの表示形式では、24時間以上になるとリセットされるように見えます。
24:00 → 0:00
しかし、実際は24時間以上のシリアル値を持っているのです。
ちなみにシリアル値とは、1日24時間を 1 として、それを時間で割った数値のことを言います。
この場合、表示形式のユーザ定義で、24時間になると繰り上げない(リセットしない)ようにすることができます。
設定したいセルを範囲選択して、[書式]→[セル]をクリックします。
セルの書式設定の[表示形式]タブをクリックします。
[分類]の中から「ユーザ定義」を選択して、[種類]の欄に
[h]:mm
と入力してください。
[ ]で括ることによって、繰り上げないように設定することができます。
合計が0の場合は非表示にしたい
合計が0の場合、その0を非表示にすることができます。
合計を求めるセルを範囲選択して、右クリック→[セルの書式設定]をクリックします。
[表示形式]タブをクリックして、
- 分類・・・・「ユーザー定義」を選択
- 種類・・・・「#,###」と入力
最後に[OK]ボタンをクリックします。
- ワンポイント -
通常の桁区切りスタイルの場合は、 #,##0 になっており、0の場合は0になります。
もし、桁区切りしたくないのでしたら、
- 分類・・・・「ユーザー定義」を選択
- 種類・・・・「0;-0;」と入力
ちなみに、数値の書式設定では、
正の書式;負の書式;ゼロの書式;文字列の書式
となります。上記の例ですと、正の書式は0、負の書式も-付きで表示、ゼロの場合は指定なし(つまりブランク)という意味になります。
文字列で何か書式を入れることもできますね。
さらに、正の場合は青の桁なし数値、負の場合は赤の-付き表示、ゼロの場合は非表示にしたい場合・・・
[青]0;[赤]-0;
色は赤、青、黄、緑、白、黒、水、紫の8色まで指定できます。
これはMicrosoft Office SpecialistのExcelエキスパートの試験範囲ですよーだ(笑)
桁数の異なる小数の点をそろえて表示したい
例えば、0.12と0.123・・・のように、小数点以下の桁数が異なる場合、小数点の位置をそろえて表示させたい場合は・・・
セルを範囲選択して、右クリック→[セルの書式設定]をクリックします。
[表示形式]タブをクリックして、
- 分類・・・・「ユーザー定義」
- 種類・・・・「0.???」(?の数は最大の小数桁数分だけ入力)
すると、このようになります。
千円単位にしたい
千円単位にして、桁区切りにしたい場合・・・
セルを範囲選択して、右クリック→[セルの書式設定]をクリックします。
[表示形式]タブをクリックして、
- 分類・・・・「ユーザー定義」
- 種類・・・・「#,###,」(最後に「,」をつける)
するとこのようになります。
「123456789」→「123,457」となり、千の位未満は四捨五入された形となります。
1000で割らなくても、関数を使わなくても、このように表示形式を変えるだけでOKなんですよ!
- ワンポイント -
最後に「,」を入れるか入れないかで、表示が変わります。
例:123456789
「#,###」 →123,456,789
「#,###,」→123,457
# | 有効桁数だけが表示されて余分なゼロは表示されません。 |
0 | 値の桁数が指定したゼロの数よりも少ない場合に余分なゼロを表示します。 |
? | Courier New などの固定幅フォントで数値の小数点を揃えるために、 整数部と小数部の余分なゼロがスペースで表示されます。 ? は桁数の異なる複数の小数を揃えて表示する場合に使います。 |
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