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Microsoft Office全般(Excel/Word/PowerPoint/Access/Outlook/OneNote)の使用方法を解説。

ユーザー補助機能が使用できるような文書を作成するには

ほかの言語やユーザー補助機能に対応した文書を準備する
公開日時:2015/05/14 12:04:05
最終更新日時:2023/04/03 17:10:18
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すべての人が不自由なく情報を手に入れられるかどうか、使いこなせるかどうかを表す「アクセシビリティチェック」機能を使うとよいでしょう。[ファイル]タブを開き、[情報]タブの[ドキュメントの検査]の[問題のチェック]ボタンをクリックして[アクセシビリティチェック]をクリックします。

はじめに

「アクセシビリティ」とは、健常者だけではなく、高齢者や身体の不自由な人を含めすべての 人において平等に利用できることの度合いを表すものです。アクセシビリティチェック機能を使うと、視覚に障がいのある方が音声読み上げソフトを利用するときに、判別しにくい情報が含まれていないかどうかチェックできます。

アクセシビリティチェックの結果、問題が生じている場合はレベルによて次の3つに分類されます。

エラー
障がいがある方にとって、理解が難しい、または理解できないオブジェクトに表示されます。
  • オブジェクトに代替テキストが設定されているかどうか
  • 表に見出し行が指定されているかどうか
  • 文書が長文の場合にスタイルが使用されているかどうか
警告
障がいがある方にとって、理解できない可能性が高いオブジェクトに表示されます。
  • ハイパーリンクにヒントが設定されているかどうか
  • 複雑な表(表の中に表が入っている、複数のセルを結合しているなど)ではないかどうか
  • 空白やタブが連続して入力されていないかどうか
  • 見出しの文字数が多すぎないか
  • オブジェクトの文字列の折り返しが行内に設定されているかどうか
ヒント
障がいがある方にとって、理解はできるが改善した方がよいオブジェクトや、作成者の意図が伝わるかどうかを確認したほうがよいオブジェクトに表示されます。
  • 音声や動画にクローズドキャプションが設定されているかどうか
  • 透かし画像が設定されていないかどうか
  • 見出しの順序が正しいかどうか

アクセシビリティチェックの実行

  1. [ファイル]タブを開き、[情報]タブの[ドキュメントの検査]の[問題のチェック]ボタンをクリックします。
  2. [アクセシビリティチェック]をクリックします。
    視覚に障碍(しょうがい)のある方にとって読みにくい内容が文書に含まれていないかどうかをチェックします。
  3. [アクセシビリティチェック]ウィンドウに検査結果が表示されました。
  4. 検査結果の項目を選択すると、追加情報を確認できます。修正方法に従って文書を修正します。

備考

表における「見出し行の指定なし」と表示された場合の解決方法は、『Word 2013:表の作成|2ページ目以降もタイトル行を表示するには』の記事を参照してください。

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