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Webサイト管理機能のしくみ

Webサイト管理

Webサイト」って何?

FrontPage 2003から、FrontPage 2000/2002で呼称していた「Web」から「Webサイト」へと名称が変更になりました。
実質上、従来のWeb管理機能は同じです。

ホームページデータ全体が格納されているフォルダ全体をバーチャルな「サイト」として登録し、その「サイト」の中でリンク切れなどをチェックするといった機能です。

どの部分をFrontPageで使うデータとして宣言するか、その情報をFrontPageに「Webサイト」として登録しておくことによって、そのサイト内の状況を監視して、リンク切れを自動的に修正または更新してくれます。

FrontPage をインストールしたら、自動的に「マイドキュメント」の中に「My Webs」というフォルダができますよね?
そのフォルダには地球の絵がついていませんか?

そう、その地球の絵のついたフォルダこそが、「Webサイト」として登録されているフォルダなのです。

ホームページデータは、あなたのパソコンにあるだけの状態では誰も見てくれません。そこで、インターネット上のWWWサーバーにデータを転送してみんながアクセスできるような場所に置かない限り、誰もあなたのホームページは見てもらえないのです。

ホームページを開設する前には、そのまままるごと形崩さずに転送できるように、あなたのパソコンの中で移動式の家をあらかじめ作っておくわけです。まるで輸入住宅ですね(笑)

家自体は、その地球儀の絵のついたフォルダそのものと思ってください。
その中に構成される壁とか家具とかいろんな部屋は、その移動可能な家の中(地球儀の絵のついたフォルダの中)にあらかじめ保存して、骨組みを作り、家具などを配置させておく・・・といったイメージをしてみるとわかりやすいのではないかと思います。

ホームページ作成に取り掛かる前に、その地球儀の絵のついたフォルダの中に、あなたのホームページで使うファイルをすべて入れて置いてください。Web素材、デジタル画像・・・その他諸々です。

★POINT★
別に「マイドキュメント」にある「My Web Sites」フォルダを使わなくても、例えばDドライブの中に独自にフォルダを作ってその中にすべて保存したい!という方はその方法で行ってください。ちなみに私のホームページデータはDドライブ直下の「wanichan」フォルダ内に全て収めています。

もし、ホームページビルダー等、他のホームページ作成ソフトから乗り換える場合、そのホームページデータが入っているフォルダをFrontPageでWebサイトとして認識してあげるようにしてください。そのためにはこれから申し上げます「サイトを開く」処理を行ってください。

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「_vti_cnf」、「_vti_pvt」って何?

サーバーに転送不要です!

FrontPage では、フォルダをWebサイトのように処理するので、それを実現するために自動的に作られるものと思われます。

以前にフォーラムにて、これらのフォルダはホームページサーバーに必要かどうかとの質問がありました。当時私はまだFrontPageを入手していなかったので答えられませんでした。しかし、実際に私もFrontPageを購入して分析してみると、これらの謎のフォルダはホームページサーバーに転送する必要はないことがわかりました。

一度、それらのフォルダ内にあるファイルを開いてみてください。普通に認識できない特殊なファイルの集まりだということがおわかりいただけると思います。あなたが契約しているホームページ容量は、プロバイダ内で開設する場合、多くて10MB、なかには5MBまでという制限のところもありますね。

もし、「_vti_cnf」または「_vit_pvt」というフォルダをサーバーに転送した場合、それだけ無駄にデータ領域を占領してしまいますので、注意してください。

サイト管理に必要な隠しメタデータファイルのあつまり

フォルダの場所によっては、「_vti_cnf」と「_vti_pvt」が両方存在する場合と、「_vti_cnf」のみ存在する場合があります。
私の推測では、両方存在する場合は、FrontPageがそのフォルダをWebサイトとして認識するようになり、「_vti_cnf」というのは、Webサイトとして登録されたフォルダの中にさらにフォルダが作られている場合に作成されるわけですね。

場合によってはWebサイト化したフォルダを複数作ることも考えられます。それによって複数の異なったサイトを運営する場合に分けて管理することができる、ということになります。

  • _vti_pvt・・・サイト全体を管理するためのデータベースなど
  • _vti_cnf・・・そのフォルダ内のファイルメタ情報

_vti_pvtの正体

_vti_pvtフォルダに格納されているファイルは、サイト全体を管理するためのデータベース、管理するためのシステムファイルが存在しています。

サイト全体を把握するためのデータベースファイルとして、以下の3つが含まれています。

  • linkinfo.btr・・・サイト内のすべてのリンク情報
  • deptodoc.btr・・・リンクバーなどの情報
  • doctodep.btr・・・最近使ったリンク情報?

ナビゲーションの情報はどこに存在するのか未確認です。

_vti_cnfの正体

「_vti_cnf」フォルダ内のファイルをテキストエディタで開けてみると、ホームページ編集に使われる情報が書き込まれています。
フォルダ一覧からドラッグ&ドロップすると、画像ファイル(GIF・JPEG、クリップボード情報)であればその画像を挿入することができます。

HTMLファイルをドラッグ&ドロップすると、そのHTMLファイルの<TITLE>タグに設定されている文字列がリンク文字列として挿入されます。
その他のあなたの好きな文字列に変えた場合もちゃんと反映されるわけです。

新規HTMLファイルであったとしても、Webはちゃんと状況を常に把握してくれますよね?
それはすべて「_vti_cnf」内のファイルに情報が書き込まれているからです。

「このファイルはどこにあるか」「このファイルはどのような状態に位置するか」ということ・・・ですね。うまく説明できませんが。

「それらのフォルダは邪魔なんだけど」という場合はそれらを隠しファイルに変換してください。FFFTPでは、「_vti_」から始まるフォルダを転送しないように指定することができます。
くわしくはこちら→FrontPage 2000以降を使っている方へ

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