RE:って本当はどういう意味なの?
電子メールの返信の 際に件名の最初に付加される"Re:" の由来はラテン語の"res"から、「~に関して」の意となります。一方、インターネット上の掲示板などの「レス」は「Responce」の略が有効な説でしょう。
メールの返信をしたときや掲示板のお返事をしたときに表示される「RE:」というのは一体どういう意味なのでしょうか?
掲示板やフォーラムなどにおいて、ツリー上のもの、書き込みに対するお返事のタイトルの冒頭に「RE:」が付くことがありますよね。
当サイトのフォーラムにおいても、該当書き込みに関するお返事ということで「Re:」がつきます。
では、「Re:」というのは一体何の略なのでしょうか?
日本では、人によって「Re:」は「Regarding」の略で、「~に関して」という意味だと言ったり、「re」は前置詞で「~に関して」という意味だと主張する方もいます。
海外の人に確認したところ、前者の「Regarding」の略が優勢ですね。
他には「In Reference to...」の略でしょ? ていうのも…。
まあ、「Regarding」も「Re」も「In Reference to」も意味としては同じ「~に関して」なので、そんなにめくじら立てるほどでもなさそうな気がします(笑)
つまり、ぶっちゃけ「~に関して」という意味ですよー、と解釈すればOKです。
電子メールのフォーマットについてまとめたRFC2822 という規格書には、
「3.6.5. Informational fields」より:
When used in a reply, the field body MAY start with the string "Re: "
(from the Latin "res", in the matter of) followed by the contents of the "Subject:" field body of the original message
「返信を用いる場合、その返信メッセージでは、"Re:"(由来はラテン語の"res"から、「~に関して」の意)がそのオリジナルメッセージにあった「件名」フィールドのはじめに付加される場合がある。」
…という意味でしょう(私が勝手に日本語に訳してみました)。
ちなみに RFC2822 は廃止され、改訂版は RFC 5322 - Internet Message Format になります。
RFC 5322 の 3.6.5. Informational Fields で「Re:」について言及されている箇所を抜粋すると、
When used in a reply, the field body MAY start with the string "Re: " (an abbreviation of the Latin "in re", meaning "in the matter of") followed by the contents of the "Subject:" field body of the original message. If this is done, only one instance of the literal string "Re: " ought to be used since use of other strings or more than one instance can lead to undesirable consequences.
実際に「返信」を英語で言うと「Reply」です。どういうニュアンスで捕らえているのか、人によって様々ではないかと思います。実際に、海外からの英語の返信メールに「Reply」という文字がはいっていました。
一方、掲示板等の書き込みに対する返信の「レス」は、レスポンス(Response)の略だという説は正しいような気がします。Responseは、インターネット上の誰かの書き込みに対して誰かが反応する、という意味になります。Replyは、反応…じゃないですね。
つまり、直接宛先が指定されたメールや手紙に対する「返信」は英語で「Reply」になり、ネット上の書き込みに誰かがレスするのは「Response」です。
できるだけ、正確性を重視して情報を提供して行きたいと思っています。間違いであればご指摘ください(^^;
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