FrontPage 2003, Expression Web, SharePoint Designerの比較
概要
FrontPageは2003バージョン開発終了で、FrontPageの後継バージョンとしてMicrosoft SharePoint Designer 2007とMicrosoft Expression Webの2つの製品に分かれました。
そこで、FrontPage 2003とどう違うのか?ということを私なりに表でまとめたいと思います。
比較表
私なりに把握している限りですが、違いを表にしてみました。
○:OK/◎:パワーアップ/△:引継ぎ、変更・削除は可能だけどメニューコマンドから廃止/×:利用不可
Microsoft Office FrontPage 2003 | Microsoft Office SharePoint Designer 2007 | Microsoft Expression Web | |
---|---|---|---|
ASP.NETコントロール | ○ | ◎ | ◎ |
検索と置換 | ○ | ◎ | ◎ |
HTMLの最適化 | ○ | ○ | ○ |
ダイナミックWebテンプレート | ○ | ○ | ○ |
フレーム作成 | ○ | ○ | ○ |
インラインフレーム | ○ | ○ | ○ |
インタラクティブボタン | ○ | ○ | ○ |
オートサムネイル | ○ | ○ | ○ |
リンクバー | ○ | ○ | △ |
日付と時刻の挿入 | ○ | ○ | △ |
SharePointコントロール | ○ | ◎ | × |
Officeクリップボード | ○ | ○ | × |
ヒットカウンタ | ○ | ○ | × |
フォトギャラリー | ○ | ○ | × |
レポートの利用状況 | ○ | ○ | × |
クリップアートの挿入 | ○ | ○ | × |
ページ代入 | ○ | ○ | × |
TOP10リスト | ○ | ○ | × |
共有枠 | ○ | △ | △ |
[プレビュー]ビュー | ○ | × | × |
ナビゲーション | ○ | × | × |
Flashの挿入 | ○ | × | × |
DHTML効果 | ○ | × | × |
アウトラインを折りたたむ | ○ | × | × |
図形描画ツール | ○ | × | × |
ワードアートの挿入 | ○ | × | × |
CSSの作成・管理 | △ | ◎ | ◎ |
Webサイトテンプレート | × | × | ○ |
SharePointサイト テンプレート | × | ○ | × |
Web標準に準拠した サイト作り | × | △ | ○ |
CSS IntelliSence | × | ○ | ○ |
XHTML文書作成 | × | ○ | ○ |
Windows 2000対応 | ○ | × | × |
Windows XP対応 | ○ | ○ | ○ |
Windows Vista対応 | ▲ | ○ | ○ |
まとめ
OSの対応
FrontPage 2003は、Windows Vistaに完全に対応していません。どうやらファイルの保存とかがWindows XP/2003と違うみたいです。強制終了したり、ブルースクリーンになったり、動作が不安定になったりします。
どうしてもWindows 2000を使い続けなければいけない場合は、しょーがないのでFrontPage 2003を使い続けてください。ただし、2009年1月13日でマイクロソフトからのサポートが終了しますのでご注意ください。
図形描画ツールの取り扱い
オートシェイプやワードアート、テキストボックスなどの図形描画ツールは、FrontPage 2003でのみ利用可能です。しかし、図形描画ツールを使うと「ファイル名.files」フォルダが生成され、ジオシティーズのサーバーなどでは553エラーが発生して転送エラーになります。ぶっちゃけ、使わない方がいいです(笑)
どーしてもワードアートとかテキストボックスを最新バージョン(SharePoint Designer/Expression Web)で使いたい!という方は、とりあえずWordかExcelで作ってからコピペしてください。画像に変換されます。
ただし、画像に変換されたモノは再編集できません。コピー元のデータは別に保存しておいてください。
問題は解決しましたか?
操作方法、設定方法等で困ったら、 Expression Web Users Forum に投稿してください!
2012年12月21日(日本時間)をもって、Expression Web 4はフリーソフトになりました。FrontPageユーザーの方もダウンロードして使ってみてください。 なお、Expression Web 4すでに購入された方も、問題が修正された無料版にアップグレードすることをお勧めします。