ホームページ作成に必要なものとは?
ホームページ開設するまでに必要な事柄を挙げます。
発信する情報
オリジナルコンテンツを提供する
もはや個人のホームページでさえも無数にあります。いかに「他のサイトにないもの」を作れるかがポイントとなります。インターネット上に存在しないものを作り上げなければならないのです。それを実現するには、それなりに独創的でなければいけませんね。
すでにある情報(出版物・他のホームページ、掲示板投稿内容も含む)を著作者に無断でコピーや転載する行為は、著作権法違反となります。過去にホームページの文章や画像を無断複製した会社員が著作権法違反で書類送検されたという事件もあります。最近では、転載して画像も直リンクしただけのまとめサイトが非難の的になっています。実際に何か情報を検索してみたけど、結局はオリジナルコンテンツではなく内容のないアフィリエイト主体のコンテンツだったり誘導コンテンツであったりするとがっかりしますよね。ユーザーにとって付加価値があり、がっかりさせないコンテンツを提供することが重要です。
また、レイアウトにも版権というものがあります。明らかにこれは似ている、同じに見えると思われるものはダメです。
「別にいいじゃん、著作権なんて」と思う方もいらっしゃるかもしれません。
「著作権なんてうるさくいうんだったらホームページに公開しなければいいのに」・・・この意見もごもっともです。
しかし、みなさん苦労して文章を書いているのです。苦労してサイトのデザインやレイアウトを考えて作っているのです。人によるかも知れませんが、マネされて嫌な思いする人も存在します。もし、あなたがせっかく必死に苦労して集めた情報を無料で公開しているのに、その内容を盗んだ当事者があたかも自分が作ったように見せかけたり、営利目的に使用されていたらどのような気持ちになるか考えてみてください。
引用したいのであれば、参考文献を必ず記述することが必要です。しかし、引用する場合、必要以上引用しないでくださいね。トラブルの元となりますので。
Googleが提供している、ウェブマスター向けガイドライン(品質に関するガイドライン)に目を通しておくことをお勧めします。
音楽や動画の使用
音楽をコンテンツとして使用する場合、作曲者死後50年経ったものであれば構いませんが、著作者に無断でインターネット上に曲を発信することはできません。もちろん、あなたが作ったオリジナルの曲をインターネットに公開するのは全然構いません。なぜなら、あなたが著作者ですから。
また、動画の取り扱いについても注意が必要です。映画やTV番組を録画したものとかはダメですよ。
情報を表現するための手段
もし、あなたが海外旅行をして、「この美しい写真をみんなに見てほしい!」という場合、何が必要ですか?
現地でデジカメを持参して撮影した場合は、そのデジカメで撮影した画像をパソコンに保存します。
その後、その画像を加工するためのソフトも必要ですね?
デジカメではなく、普通のカメラで撮影した写真をホームページに使う場合、スキャナーやネガフィルムをデジタル化にするための機器(私は以前に見かけたことがありますが今でもあるのでしょうか?)などが必要となってきます。
また、アイコンや壁紙などの素材を公開したい場合、それらの画像を作るためのグラフィックソフトなどが必要となります。
ホームページを作成するためのソフト
最近では、HTMLを知らなくてもホームページが作れる時代です。
しかし、「私はソフトに頼りたくない! HTMLタグを打っていく!」という方はメモ帳などのテキストエディタだけでOKです。
ただし、ある程度HTMLの知識が必要ですので、HTMLタグリファレンス用の参考書1冊は持っておきたいものですね。
当サイトでは、しばらくの間マイクロソフトのホームページ作成・管理ソフト、FrontPageでのホームページ作成支援を中心に行ってきましたが、FrontPageは2003バージョンで開発終了となってしまいました。現在フリーソフトになった、Web標準に準拠したサイトを簡単に構築できる、Microsoft Expression Webの使用方法について解説しています。
動的な要素を必要とするかどうかの決定
動的な要素、つまり、インタラクティブな要素を必要とするかどうかを見極めなければいけません。もし、情報交換を主体とするのであれば、掲示板は必要ですね。ただし、スパム書き込みの対応などに追われるので管理が大変になると思います。
掲示板を必要とする場合、CGI (Common Gateway Interface)が利用できるサーバーを見つけなければいけません。
もし、自ら掲示板を設置するのであれば、それなりに知識が必要です。とにかく専門用語がつきものです。パーミッションの設定のできるFTPツールを使わなければいけませんし、少なくともディレクトリの概念を理解しなければいけませんし・・・。くれぐれもサーバーをダウンさせないように注意してくださいね。
実際のところ、当サイトでもしばらく掲示板を設置していましたが、海外からのコピー商品販売の宣伝書き込み、いかがわしい内容の書き込みなどの削除に追われて疲れ果ててしまいました。コンテンツ充実することに専念するためにすべての掲示板を閲覧専用にしました。いまのところ、Google検索などからの流入があるのでそのまま放置しています。
それぞれの記事に反応がほしい場合、Facebookコメントプラグインがあればなんとかなりますけどね。もしFacebookコメントプラグインを設置する場合は、Facebook開発者登録などが必要です。
一方、メールフォームの設置についても、sendmailの利用できるサーバーが必要です。個人情報を取り扱う場合はSSLに対応しないとダメだと思います。代表的なレンタルサーバーでは、無料で独自ドメインをSSLに対応にできるかと思います。私のサイトもメールフォームを設置しています。
公開するためのホームページスペースの確保
ホームページを公開するための場所は確保しておかなければいけません。ドメインを取得すると後々都合が良かったりします。ただし、ドメイン期限切れにならないように注意してください。
ちなみに、姉妹サイト wanichan.jp、wanichan.net、および、ExpressionTech.jp はムームードメインで取得し、クレジット決済で自動更新に設定しているため大丈夫です。wanichan.jp と wanichan.net ドメインサイトのサーバースペースは、ロリポップレンタルサーバーで契約中で、これも自動更新に設定しています。
wanichan.com は長年1-man.net により管理されていましたが、ムームードメインにドメイン移管、ロリポップレンタルサーバーに移転し、すべて一元管理してます。
- ホームページを作る前に・・・
- ホームページ作る前の準備とポイント
- ホームページで何を伝えたいか明確にしよう
- ホームページ作成に必要なものとは?
- ホームページのデザイン・構成を決めよう
- ホームページを公開する上での注意事項
- ホームページ作る前の準備とポイント