「_vti_pvt」「_vti_cnf」フォルダのしくみ
FrontPage 2000からWebサイト管理として必要な「_vti」からはじまるフォルダについて紹介します。
Webサイト管理に必要な隠しメタデータファイルのあつまり
FrontPageまたはExpression Web、SharePoint Designerをインストールすると、「マイドキュメント」フォルダ内に以下のフォルダが生成されます。
- FrontPage 2000/2002の場合
- My Webs
- FrontPage 2003/Expression Web/SharePoint Designerの場合
- My Web Sites
そのフォルダを開くと、「_vti_pvt」と「_vti_cnf」の二つのフォルダが存在する、Webサイトフォルダです。
「_vti_pvt」と「_vti_cnf」フォルダは、リンク情報やダイナミックWebテンプレート、リンクバー、ナビゲーションなどを管理するための隠しメタデータのあつまりなのです。
Expression Web/SharePoint Designerからは、これらの隠しメタデータファイルを生成しないように設定することができます。[サイト]→[サイトの設定]をクリックし、「隠しメタデータファイルを使用してWebサイトを管理する」のチェックを外せばOKです。
しかし、マイドキュメント内Webサイトフォルダ「My Web Sites」では隠しメタデータファイルを消すことができないようです。
「_vti_pvt」とは
インストール直後の「My Web Sites」フォルダに存在する「_vti_pvt」を開くと、以下のファイルが存在します。
- botinfs
- bots
- deptodoc.btr
- doctodep.btr
- fpdbw.ico
- service
- service.lck
- services
これらは、Webサイト全体を管理するためのデータベース、その機能を実行するためのシステムファイルなどが格納されています。
リンク情報のデータベースは、以下のファイルによって管理されています。
- linkinfo.btr・・・Webサイトフォルダ内のすべてのリンク情報
- deptodoc.btr・・・リンクバーなどの情報
- doctodep.btr・・・最近使ったリンク情報?
ナビゲーションの情報はどこにあるのかは未確認です。おそらく「deptodoc.btr」にあるのではないかと勝手に推測してます。
「_vti_cnf」とは
「_vti_cnf」フォルダ内のファイルをテキストエディタで開けてみると、ホームページ編集に使われるメタデータ情報が書き込まれていることがわかります。
フォルダ一覧からドラッグ&ドロップすると、画像ファイル(GIF・JPEG、クリップボード情報)であればその画像を挿入することができます。
HTMLファイルをドラッグ&ドロップすると、そのHTMLファイルの<TITLE>タグに設定されている文字列がリンク文字列として挿入されます。
その他のあなたの好きな文字列に変えた場合もちゃんと反映されるわけです。
新規HTMLファイルであったとしても、Webはちゃんと状況を常に把握してくれますよね?
それはすべて「_vti_cnf」内のファイルに情報が書き込まれているからです。
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2012年12月21日(日本時間)をもって、Expression Web 4はフリーソフトになりました。FrontPageユーザーの方もダウンロードして使ってみてください。 なお、Expression Web 4すでに購入された方も、問題が修正された無料版にアップグレードすることをお勧めします。