FP Cleanerを使ってExpression Webの問題を解決するには
はじめに
Expression Webの作業中のWebサイト内でWebページやダイナミックWebテンプレートなどを編集して保存する場合、一旦一時ファイルに書き込んでから処理されます。
しかし、Expression Webを使用し続けていくと、期待通りに動作しなかったり、ファイルの保存ができなくなったり、強制終了したりする場合があります。
そこで、アメリカ在住のExpression Web MVPであるSteve Eastonさんが、これらの問題を解決するための便利なユーティリティ「FP Cleaner」を作成し、配布されています。
FP Cleanerでは、メニューバーやツールバーの位置情報のリセットをはじめ、一時ファイルや検索と置換の履歴などのクリア、その他アプリケーション起動時の設定変更などが行えます。
ここでは、FP Cleanerの入手方法と使用方法について説明します。
FP Cleanerの入手方法
FP Cleanerは、SteveさんのWebサイトで配布されています。そのページの下側にZIP形式とEXE形式の2種類のダウンロードリンクがあります。EXE形式はインストーラーではなく、FP Cleanerそのもののアプリケーション本体です。
FP Cleanerはインストローラーを持ちません。デスクトップに保存されたものは、デスクトップ上で動作します。
注:これはMicrosoftによりレビューまたは推奨されたものではありません。
- システム条件
- Windows 95以降のOSがセットアップされたパソコン
- OSのバージョン
- すべてのバージョン(Aeroが有効になったVistaを含む)
- 対応するアプリケーション
- FrontPage 2000/2002/2003. SharePoint Designer 2007, Expression Web/Web 2
FP Cleaner の入手先はこちら!
http://www.95isalive.com/fixes/fpclean.htm
FP Cleaner for Expression Web 3
Expression Web 3 専用のFP Cleanerは、以下のサイトから入手できます。
FP Cleaner for Expression Web 3
Expression Web 3 Cleanup Utility
http://www.95isalive.com/fixes/ew3.htm
FP Cleaner for Expression Web 4
Expression Web 4 専用のFP Cleanerは、以下のサイトから入手できます。
FP Cleaner for Expression Web 4
Expression Web 4 Cleanup Utility
http://www.95isalive.com/fixes/ew4.htm
FP Cleanerを利用する前の注意
FP Cleanerを利用する前に、必ずExpression Webを終了してください。起動したままの状態でFP Cleanerを実行すると、以下のメッセージが表示されるので注意してください。
FP Cleanerの各種画面構成と説明
FPCleaner.exeをダブルクリックすると、FP Cleanerが起動します。
各種ボタンの説明
オプションを選択して[Start]ボタンをクリックすると、選択したオプションが実行されます。
Select an option below:以下のオプションを選択
- Restore Default Toolbars and Menus
→ツールバーとメニューバーの初期化 注:このファイルを削除した後にアドインを再インストールしなければならないかもしれません。
FrontPage/SharePoint Designer/Expression Webのツールバーとメニューバーの位置情報が保存されている CmdUI.PRFファイル をチェックします。もし狂っている場合はそれを修復します。
- Change the "Open Last Web" Setting
→「最後に開いたWeb」の設定の変更 既定の設定では、Expression Webの起動時にサイトに開いたWebサイトを同時に開くようになっています。その設定が問題を引き起こしている場合、最後のWebサイトを開かずに初期状態に戻したり、あるいはそれを開かせた状態にさせることができます。 Expression Web起動時に最後に開いたWebを開くように設定したくない場合はこのオプションボタンをクリックします。
- Clear the Hidden "Temporary" Files
→隠れた「一時」ファイルのクリア FrontPageTempDir(WebTempDir)内のファイルをクリーンアップします。このフォルダ内にファイルがたまりすぎていると、編集・保存ができなくなったり、強制終了したりします。これらのトラブルが起きた場合はこのオプションボタンをクリックします。
- Clear the Hidden Web Cache files (*.web)
→隠れたWebキャッシュファイル(*.web)のクリア Webキャッシュファイルは、あなたのWebサイト内に存在するファイルやフォルダの位置を把握するための情報が格納されています。もしその情報にゴミが入った場合は、Webサイトを開いたり閉じたり、Webサイトを発行しようとするとエラーが生じます。このような場合、このオプションボタンをクリックします。
- Clear the Find/Replace MRU List
→検索/置換 MRUリストのクリア FrontPage、SharePoint DesignerまたはExpression Webにおいて、テキストまたはHTMLを置換するたびにシステムレジストリに保存される、検索と置換ツールのMRU(Most Recently Used)リストを削除します。
- Close
→終了 - FP Cleanerを終了します。
- Start
→起動 - FrontPageやExpression WebまたはSharePoint Designerの中で、インストールされているアプリケーションを指定して起動します。Expression WebとExpression Web 2がインストールしている場合、[Start]ボタンをクリックすると以下の画面になります。[Cancel]ボタンをクリックするとこの画面をリセットできます。
- Info
→FP Cleanerの情報 このクリーンアップツールの詳細情報を表示します。
- Property
→プロパティ FP CleanerのWindowsファイルのプロパティダイアログボックスを表示します。
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