引用文献一覧について
引用文献一覧の挿入
最終更新日時:2024/10/24 21:09:41
引用文献一覧の挿入機能は、法令文書などにおいて、個々の引用文献とその場所を示すページ番号が目次形式で一覧表示します。引用文献を挿入するには、該当箇所をマークし、TA(引用文献)フィールドを挿入する必要があります。Wordにおける引用文献一覧 (Table of Authorities) は、索引、目次、図表目次と同じ性質を持っています。
引用文献一覧とは
Windows版ではWord 2007から追加された機能(?)ですが、Mac版では最近追加されました。引用文献といえば、従来の「引用文献と文献目録」機能がありますが、それぞれ用途が異なります。
まず、引用文献と文献目録の「引用文献」関連の機能について挙げます。
引用文献と文献目録
- 引用文献
- 論文などを書く際に利用した資料文献の文中参照
- 引用文献の一覧
- 資料文献の一覧で、通常は文書の最後に配置
文書の中で参照(引用)するもので、文献目録とは異なる
「引用文献と文献目録」の「引用文献の一覧」にはページ番号が含まれません。一方、後で追加された引用文献一覧の挿入機能は、その引用されたところがどこなのか、ページ番号でもって一覧にします。そのため、そのページ番号を取得するために、該当箇所にそれぞれTA(引用文献)フィールドが必要になります。
なお、引用文献一覧であらかじめ用意されている分類は16項目のうち以下の7つです。必要に応じて、数字の分類に新しい分類を割り当てることも可能です。
- 判例
- 法令
- その他
- 規則
- 条約
- 法規
- 条項
引用文献一覧の挿入の手順
- 引用文の登録
選択した文字列を引用文献一覧に追加します。引用文献をマークして、Word 文書内の特別な TA (引用文献登録) フィールドを挿入します。 - 引用文献一覧の挿入
文書で引用されている事例、法令集、その他の引用文献の一覧を追加します。
引用文献一覧を作成すると、Word が登録された引用を検索して分類項目別に並べ替え、そのページ番号を参照して、文書の引用文献一覧として表示します。 たとえば、
{ TA \l "Baldwin v. Alberti, 58 Wn. 2d 243 (1961)" \s "Baldwin v. Alberti" \c 1 \b }
というフィールドでは、引用文献一覧の "判例" カテゴリに次の項目が作成されます。
Baldwin v. Alberti, 58 Wn. 2d 243 (1961) 5,6
※執筆環境:Microsoft Word for Mac バージョン 16.28
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