相対参照、複合参照、絶対参照の違い
数式や関数にセル範囲やセル参照を使用する
最終更新日時:2015/07/17 23:05:47
数式をコピーする際に参照するセルを相対的にずらすのか、それとも固定するのかの操作を行うには、F4キーを利用します。F4キー1回目は絶対参照(行列番号固定)、2回目は複合参照(行番号固定)、3回目は複合参照(列番号固定)、4回目で相対参照に戻ります。
はじめに
数式をコピーするにあたり、セルを参照する方法として、相対参照、複合参照、そして絶対参照の3パターンあります。
- 相対参照
- 数式コピー時、相対関係を維持します。(F4キーを何も押さない、もしくは4回押した状態)
- 絶対参照
- 数式コピー時、行列番号固定で参照されます。(F4キー1回押した状態)
- 複合参照
- 数式コピー時、行または列固定で参照されます。(F4キーを2~3回押した状態)
下方向にセルをコピーしても行を固定したい場合は複合参照の行固定でOKです。右方向にセルをコピーしても列を固定したい場合は複合参照の列固定にします。数式をコピーしても固定したい部分を見極めます。
相対参照
たとえば、数式を下方向にコピーすると、行列固定せず相対的に参照セルがずれます。D2:H2D3:H3。



絶対参照
数式コピー時、行列番号固定で参照されます。(F4キー1回押した状態)
数式のセル番号にカーソルを移動してF4キーを押すと行と列番号の前に$が付きます。(I16$I$16)



他のセル番号にも絶対参照したい場合は、そのセル番号内にカーソルを移動して同様にF4キーでOKです。
下方向に数式コピーすると、下の図のようにセル参照が固定されます。
複合参照
行固定(F4キーを2回)
絶対参照されたセル番号にカーソルを移動してもう一度F4キーを押すと、列番号の前の$が外れます。($I$16I$16)



他にも行固定にしたい場合はそのセル番号を選択してもう一度F4キーを押すとOKです。
数式コピーすると、行固定で参照されます。
列固定(F4キーを3回)
複合参照(行固定)されたセル番号にカーソルを移動してもう一度F4キーを押すと、行番号の前の$が外れ、列番号の前に$がつきます。(I$16$I16)
INDEX
- Microsoft Excel 2013
- Chapter 4 数式や関数の適用
- 数式や関数にセル範囲やセル参照を使用する
- Chapter 4 数式や関数の適用
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