演算を実行する順序を定義するには
数式や関数にセル範囲やセル参照を使用する
最終更新日時:2015/07/17 23:13:48
括弧を使用することで、演算する順序を定義することができます。括弧内のものが先に演算され、その結果をもとに他の数式や関数の演算が行われます。最大7レベルまで入れ子にできます。
演算の実行順序
基本的に、演算式に括弧があれば先に計算し、次に掛け算や割り算、最後に足し算や引き算の順に計算します。
- カッコがあればその中をまず計算する
- 積、商があればそれを計算する
- 最後に和、差を計算する
(3 − 5) + 2 = −2 + 2 = 0
3 − (5 + 2) = 3 − 7 = −4
演算式では小括弧 ( ) 、中括弧 { } 、大括弧 [ ] を使うことがありますが、Excelではその小括弧だけを使います。
とりわけ、IF関数などの条件式関数は、他の関数と組み合わせて利用します。Excelで他の関数と組み合わせる場合、最大7レベルまでネスト(入れ子に)できます。
たとえば、以下の例をみてみましょう。
「もしA3セルが空白であれば空白を返し、そうでなければA3を検索値としてコード表シートのA:Bの範囲内から2列目のものを完全一致で値を返す」場合の数式は以下のようになります。
=IF(A3="","",VLOOKUP(A3,コード表!A:B,2,FALSE))
この例では、IF関数の中にVLOOKUP関数が使われています。
複数の関数が使われた数式を編集するには
- 関数が使われた数式セルを選択し、[関数の挿入]ボタンをクリックします。
-
サンプルファイルで使われているINDEX関数の場合は以下の画面が表示されます。上のパターンを選択して[OK]ボタンをクリックします。
- 数式バーから括弧内の関数の名前内をクリックします。ここではMATCH内をクリックします。
- 数式バーではその関数部分が太字表示され、その関数の引数に画面が切り替わりました。
- 括弧の外、ここではINDEX内をクリックします。
- INDEX関数の引数のダイアログボックスに切り替わりました。
INDEX
- Microsoft Excel 2013
- Chapter 4 数式や関数の適用
- 数式や関数にセル範囲やセル参照を使用する
- Chapter 4 数式や関数の適用
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