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演算を実行する順序を定義するには

Section 1 セル範囲やセル参照の概要
最終更新日時:2023/04/03 16:16:22
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Excel for iPadで括弧を使用することで、演算する順序を定義することができます。括弧内のものが先に演算され、その結果をもとに他の数式や関数の演算が行われます。最大7レベルまで入れ子にできます。

演算の実行順序

基本的に、演算式に括弧があれば先に計算し、次に掛け算や割り算、最後に足し算や引き算の順に計算します。

  1. カッコがあればその中をまず計算する
  2. 積、商があればそれを計算する
  3. 最後に和、差を計算する
(3 − 5) + 2 = −2 + 2 = 0 
3 − (5 + 2) = 3 − 7 = −4

演算式では小括弧 ( )  、中括弧 { } 、大括弧  [ ]  を使うことがありますが、Excelではその小括弧だけを使います。

とりわけ、IF関数などの条件式関数は、他の関数と組み合わせて利用します。Excelで他の関数と組み合わせる場合、最大7レベルまでネスト(入れ子に)できます。

複数の関数の組み合わせ

たとえば、以下の例をみてみましょう。

「もしA9セルが空白であれば空白を返し、そうでなければA9を検索値として 商品コード シートのA:Cの範囲内から2列目のものを完全一致で値を返す」場合の数式は以下のようになります。

=IF(A9="","",VLOOKUP(A9,商品コード!A:C,2,0))

この例では、IF関数の中にVLOOKUP関数が使われています。

※執筆環境:Excel for iPad バージョン 2.61

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