参照整合性を設定するには
リレーションシップとキーを管理する
最終更新日時:2023/02/05 19:26:35
参照整合性とは、矛盾のないデータベースを作成するためのリレーションシップの設定のひとつです。参照整合性を適用するには、対象となるリレーションシップの結合線を選択し、[リレーションシップ]の[デザイン]タブの[リレーションシップの編集]をクリックして、[参照整合性]にチェックを付けて[OK]ボタンをクリックします。
参照整合性とは
参照整合性とは、矛盾のないデータベースを作成するためのリレーションシップの設定のひとつです。参照整合性を適用するには、リレーションシップの種類が「一対多」である必要があります。
参照整合性を適用すると、フィールドの連鎖更新、または、レコードの連鎖削除を行うことも可能です。つまり、参照整合性を適用するということは、堅い絆で結ばれた深い関係になることであり、レコードの連鎖削除オプションも有効にすることで死ぬのも一緒ということです。
参照整合性を有効にすると、次の規則が適用されます。
- 主テーブルの主キー フィールドに存在しない値を、関連テーブルの外部キー フィールドに入力することはできません。
- 一致するレコードが関連テーブルに存在している場合、そのレコードを主テーブルから削除することはできません。
- 主テーブルの主キーの値を変更すると孤立したレコードが作成される結果になる場合、その値を変更することはできません。
参照整合性を適用する
- 対象となるリレーションシップの結合線を選択し、[リレーションシップ]の[デザイン]タブの[リレーションシップの編集]をクリックします。
- [参照整合性]にチェックを付けて[OK]ボタンをクリックします。
- 参照整合性が適用されたリレーションシップには、一側に1、多側には∞が表示されます。
連鎖オプションを設定するには
リレーションシップの「一」側の値を変更する必要がでてきたときに、Accessで1回の操作で関連するすべての行が自動的に更新されるようにするには、[フィールドの連鎖更新]のチェックボックスをオンにします。フィールドの連鎖更新オプションを有効にすることによって、Accessで主キーを更新した場合に、その主キーを参照しているすべてのフィールドが自動的に更新されます。
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