Expression WebとWeb 2の違い
概要
Expression WebとExpression Web 2での、ライセンス、無償サポートや機能のの違いについてまとめてみたいと思います。
ライセンスとアクティベーション(ライセンス認証)
インストールできる台数
市販されているパッケージ版において、Expression WebとWeb 2とではインストールできるPCの台数が異なります。
Expression Webは、ユーザーライセンスであり、もしそのユーザーが3台以上のPCを所有していたとしてもすべてのPCにインストールできます。ただし、他のユーザーとの共有はできません。
しかし、Expression Web 2では、ひとつのプロダクトIDでデスクトップPCとノートPCのそれぞれ1台ずつインストールできます。つまり、2台までしかインストールできないということになります。Microsoft Officeと同じですね。
ライセンス認証
市販されているExpression Webではライセンス認証が不要ですが、Expression Web 2からライセンス認証が必要です。
ただし、MSDN Premium Subscriptionで提供されているExpression Web 2に関してはこの制限はありません。インストール時プロダクトIDは埋め込み式で台数制限もなく、ライセンス認証も不要です。
マイクロソフトによる無償サポート
パッケージ版のライセンスを持ってる方は、マイクロソフトによる電話サポートを2件まで受けることができます。
実際にExpression Web (Ver.1)についてのメインストリームサポート終了日は2012年4月10日とされていますが、2008年10月31日で無償インシデントサポートが終了しました。
一体どういうことなのかとマイクロソフトさんに確認したところ、とにかくExpression Web 2を使ってほしいから、だそうです。
2008年7月18日にExpression Web 2が出るのを知らずにその前にExpression Webを購入したユーザーのみなさんのフォローはどうするんでしょうね。
しかしご安心ください! こちらのサイトで設置しているExpression Web & FrontPage Users ForumでExpression Webのご質問を2008年11月以降も引き続き受け付けてます。もちろん無料です。質問件数も無制限です。どうぞご利用ください。
機能比較
とりあえず簡単に下表にまとめたのでご覧ください。
Expression Web | Expression Web 2 | |
---|---|---|
ファイルの挿入 | ○ | × |
Expression Web VBA | ○ | △ |
PHPプログラミング | × | ○ |
Photoshopデータ(PSD)インポート | × | ○ |
Expression Designインポート | × | ○ |
FTPのユーザー名とパスワードの保存 | × | ○ |
Silverlight 1.0コントロールの挿入 | × | ○ |
保存時の拡張子(.htm/.html)の設定 | × | ○ |
BOMに対応 | × | ○ |
Flashムービーの挿入 | × | ○ |
Windows Media Playerコントロールの挿入 | × | ○ |
カスタムASP.NETコントロールの挿入 | × | ○ |
ASP.NET AJAX | × | ○ |
まず、レンダリングエンジンが微妙に異なります。私の推測では、Expression Web 1はIE6、Expression Web 2はIE7のレンダリングに準拠してるんじゃないかと思ってます。IE7はFirefoxによく似てますね(それぞれの要素のデフォルトのマージンの値はFirefoxとIEとでは異なるわけですが、それはCSSで制御すればいいだけの話で)。
Expression Web VBAを利用する場合は、Windows XPであればどっちでもOKです。しかし、Expression Web 2ではVista上で動かそうとするとExpression Web 2が強制終了してしまいます。
Expression Web 2では、PHPの編集がしやすくなったり、カスタムASP.NETコントロールの挿入ができるようになりました。Expression Web 2でカスタムASP.NETコントロールを利用するには、作業中のWebサイトに「BIN」フォルダを作成して、その中にライブラリ用DLLを入れておくとOKです。
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