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CSSレイアウトページを選択するメリット

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フレームページやテーブルレイアウトのデメリット、および、CSSレイアウトページに移行するメリットについて説明します。

フレームページのデメリット

はじめに

すべてのWebページにメニューを固定するために、これまでフレームページ(Webページをいくつかに分割し、それぞれの領域に個別のWebページを表示する方法)を使っていたユーザーも多いと思います。しかし、昨今ではフレームページは一昔前の手法とみなされています。

また、現在はほとんどのWebサイトにおいてフレームを使ったWebページは廃止され、CSSレイアウトページへ移行しています。

フレームページの問題

フレームページを使用することによって発生する主な問題は以下のとおりです。

  • 高齢者、障害を持つ人など、マウス操作が不慣れなユーザーにとって操作しにくい場合がある(フレームの画面をスクロールするためにマウス操作が必要)。
  • サブWebページを閲覧中、再読み込みするためにブラウザの更新を実行([更新]ボタンをクリックするかF5を押す)すると、そのサブWebページの表示が維持されず、最初のWebページに戻ってしまう。
  • 思ったとおりに印刷ができない。
  • Yahoo!やGoogleなどの検索エンジンからのアクセスは、フレーム内のWebページにたどり着くため、Webサイト全体の構成がわかりづらい。
  • テキストブラウザなど、フレームに対応していないブラウザでは利用できない。また、ブラウザによって正しく表示できない可能性がある。
  • 音声読み上げツールはフレームに対応できない(その利用者がフレームの構成を視覚的に確認できない)ため、視覚障害者はフレームで構成されたWebサイトでのコンテンツの利用が難しい。

このように、すべての利用者が平等にコンテンツの利用ができないといった問題が存在します。

したがって、Webアクセシビリティの観点からフレームページはなるべく使わないほうがよいといえます。

また、現在ではインターネットで調べ物をする場合、Yahoo!やGoogleなどの検索エンジンを利用されていると思います。しかし、フレームページは残念ながら検索エンジンにもあまり相性がいいとはいえません。これは、そのWebページからリンクされたWebページをたどっていく(これを「クロール」といいます)特性があるからです。

もしそのコンテンツのフレームページに他のWebページへのリンクがない場合は、Webページが「つながっていない」とみなされるため、多くのユーザーにその情報を的確に提供することはできなくなります。

Webサイトの制作者側にとっても、リンク先をどのフレームに表示するか、といった「ターゲットフレーム」の指定が必要になります。「デザイン上、このWebページだけフレームを表示したくない」といった場合もあるはずです。

しかし、フレームは複数のHTMLファイルが1セット(それぞれのフレームに表示するWebページ+フレーム表示するためのHTMLファイル)となるため構造が複雑になり、効率的に作業を行うことができません。

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