得点から順位を求めるには
統計 (5)
順位を求めるための関数はExcel 2010からは3種類あります。もし、前のバージョンとの互換性を持たせたい場合は、RANK関数を利用するとよいでしょう。
- はじめに
- RANK関数を利用する
- 数式コピーする
はじめに
順序に従って範囲内の数値を並べ替えたとき、数値が何番目に位置するかを返すにはRANK関数でOKです。
=RANK(数値,参照,順序)
ただし、複数の数値が同じ順位にある場合の処理の指定ができません。
そこで、Excel 2010からさらに以下の2種類の関数が利用できるようになりました。ただし、前バージョンとの互換性はありません。
- RANK.AVG
- 複数の数値が同じ順位にある場合は、順位の平均を返す
- RANK.EQ
- 複数の数値が同じ順位にある場合は、その値の中の最上値を返す
Excel 2010だけで利用する場合は、上の2つのいずれかを利用します。この場合は、[数式]タブの[その他の関数]をクリックし、[統計]をポイントして一覧からRANK.AVGまたはRANK.EQのいずれかを選択します。
なお、前バージョンのExcelとを共有したい場合は、[互換性]の一覧からRANKを選択します。
ここでは、それぞれの人の合計点がクラスで何位であるか順位を求める方法について説明します。
RANK関数を利用する
- 順位を求めたいセルを選択します。
- [数式]タブを開き、[その他の関数]の中から[互換性]をポイントして[RANK]をクリックします。
- [関数の引数]ダイアログボックスが表示されたら、[数値]ボックスには対象となる合計セル(I2)を選択します。
- [参照]ボックスには、合計セル範囲を選択します。
- 下方向に数式コピーしても参照範囲がずれないようにF4キーを1度押して絶対参照します。
- [順序]ボックスには「0」と入力して[OK]ボタンをクリックします。
数式コピーする
- 右下のフィルハンドルに触れて下方向にドラッグします。
- すべての順位が求められました。
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