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Microsoft Office全般(Excel/Word/PowerPoint/Access/Outlook/OneNote)の使用方法を解説。

点数に応じて5段階評価を求めるには

データの分析 (3)
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5段階評価を求めるには、あらかじめそれぞれの評価を満たす数値を設定し、VLOOKUP関数でその表を参照することで求められます。

はじめに

 A BCDEFGHIJKLMNO
1生徒番号名前性別国語数学英語理科社会合計平均点偏差値評価 性別性別
20201伊藤 武395886507030360.6 
30202井上 勝602988788033567.0 
40203榎本 幸治7086100929644488.8  平均点評価
50204太田 博586544405626352.6 0E
60205萱島 真889875685037975.8 20D
70206木下 宍道606339556528256.4 40C
80207久部 明弘989678888244288.4 70B
90221綾野 亜希605877828035771.4 90A
100222江本 綾子743855774028456.8 
110223岡田 優利子958999909847194.2 
120224加藤 祐美784566624829959.8 
130225河野 恵美子458048526028557.0 
140226斎藤 美恵908268959242785.4 
150227篠原 信子487742507829559.0 

点数に応じて5段階評価をつけるには、まず、その値を満たす値と返す値の表を作成します。

 NO 
4 平均点評価
50E0以上20未満の場合はE
620D20以上40未満の場合はD
740C40以上70未満の場合はC
870B70以上90未満の場合はB
990A90以上の場合はA

この場合、その値を満たすものであるため、点数は小さいもの順にしておく必要があります。それに基づいてVLOOKUP関数で評価を求めます。

VLOOKUP関数はテーブルの左端列を検索し、条件に一致した行の、指定した列の値を返す関数です。以下の数式で構成されます。

VLOOKUP(検索値,範囲,列番号,検索の型)
検索値検索したい値、またはその値が入っているセルを指定。
範囲検索対象となる表のセル範囲を指定(このうち、一番左の列が「検索値」の検索対象となる)。
列番号「範囲」の何列目の値を検索結果として求めるか、数値で指定。
検索の型以下のいずれかを選択。省略すると「TRUE」。
  • 検索値の近似値を含めて検索(具体的には検索値未満の最も大きい値):「TRUE」または「1」
  • 検索値に完全一致する値だけを検索:「FALSE」または「0」

ここでは、それぞれの平均点に対して5段階評価する方法について説明します。

操作方法

  1. 評価を求めるセルを選択し、[数式]タブの[関数ライブラリ]の中から[検索/行列]をクリックし、[VLOOKUP]を選択します。
  2. [関数の引数]ダイアログボックスの[検索値]には平均点セルを選択します。
  3. [範囲]ボックスには、評価判定のセル範囲(N5:O9)を選択し、数式コピーしてもずれないようにF4キーを1度押します。
  4. [列番号]には2列目を返したいので「2」を入力します。
  5. [検索方法]には「1」または「TRUE」と入力して[OK]ボタンをクリックします。
    ※[検索方法]ボックスは空白でもOKです。
  6. 平均点に対する評価が求められました。
  7. 数式コピーすることで、すべての評価が求められました。

L2セルの数式は以下の通りです。

=VLOOKUP(J2,$N$5:$O$9,2,1)
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