名前付き範囲を定義するには

名前付き範囲を定義する、参照する

最終更新日時:2024/10/24 07:32:05

セル範囲に名前をつけることにより、参照先が明確になり、その名前を数式に利用できるようになります。［数式］タブを開き、［定義された名前］グループの［名前の定義］をクリックして、名前を定義します。

はじめに

数式をコピーした際に参照範囲を固定するには、絶対参照を利用する代わりにセル範囲に名前を付けて、その名前を数式に利用する方法があります。名前を定義づけることによって、以下の3つのメリットが生まれます。

数式にセル番地ではなくすでに定義づけられた名前を利用すると、［F4］キーを使って絶対参照を指定する必要がなく、楽です。

関数によって他のシートを参照できない…といった場合でも、作業中のブック内でユニークな名前を付けることで、思い通りに参照範囲を指定することができます。参照範囲を指定するのに他のシートを開く手間も省けます。

また、どこを参照しているのか数式をみればひと目でわかるというメリットも生まれるため、メンテナンス性も向上します。また、名前をつけておくことによって、あとでその参照範囲を一度に変更できたりします。

名前を付けたいセル範囲を選択します。
［数式］タブを開き、［名前の定義］をクリックします。
［新しい名前］ダイアログボックスで、［名前］ボックスに名前を入力します。
［範囲］プルダウンボックスでは、ブックか現在のシート名のいずれかを選択します。既定では「ブック」となり、ブック全体で唯一の名前となります。異なるシートでも既存の名前と同じ名前は定義できないので注意してください。作業中のシート内にだけ参照する場合は、そのシート名を選択します。
必要に応じてコメントを入力して［OK］ボタンをクリックします。
名前付き範囲が作成でき、対象セルには名前ボックスにその名前が表示されました。