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勤務時間を求めるには

Section 5 タイムシートの作成
最終更新日時:2023/04/03 16:16:26
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勤務時間は、開始時刻から終了時刻までの時間に、休憩時間を引いたものとなるので、四則計算だけでOKです。すべての勤務時間に数式を入れると、データが入っていない場合は0になるので、Excel for iPadで条件付き関数のIFとORを組み合わせてゼロを非表示する方法について説明します。

はじめに

F列に勤務時間を求めてみましょう。

勤務時間を求めるには、以下の数式で成り立ちます。

=終了時刻-開始時刻-休憩時間
 ABCDEFGHIJ
1 月日曜日 開始時刻終了時刻 休憩時間勤務時間 時間内時間外 時間内支給額時間外支給額
2 2月1日9:0017:001:00
3 2月2日9:0018:151:00  
4 2月3日9:0020:301:00  
5 2月4日   
6 2月5日    
7 2月6日9:0017:001:00
8 2月7日
9 2月8日
10 2月9日
11 2月10日
12 2月11日
13 2月12日
14 2月13日
15 2月14日
17出勤日数 合計     
18時給 時間外   契約時間8:00

すべての勤務時間に数式を入れると、データが入っていない場合は0になるので、ゼロを非表示する方法を選択するのがいいでしょう。

ゼロを非表示にする方法は、Excelのオプションでゼロ値を非表示にする方法、セルの書式設定でゼロ値を空白にする、IF関数でデータが入っていない場合は非表示にする方法の3通りあります。

ここでは、開始時刻または終了時刻にデータが入っていない場合は空白、それ以外は計算するように数式を作成してみましょう。

=IF(論理式,真の場合,偽の場合)

IF関数の構文内の「論理式」の引数において、いずれかの条件を満たすにはOR関数を利用します。

数式は以下のようになります。

=IF(OR(開始時刻="",終了時刻=""),"",終了時刻-開始時刻-休憩時間)

操作方法

  1. 勤務時間を求めたいセルを選択して、[数式]タブの[論理]をタップし、一覧から[IF]を選択します。
  2. [論理式]の引数を選択した状態で、数式バーのfxをタップします。
  3. 論理関数一覧から[OR]を選択します。
  4. 開始時刻セルを選択し、数式バーのそのセルの直後にカーソルを移動して、続いて=""と入力します。
  5. 2番目の論理式の引数を選択して終了時刻セルを選択し、数式バーのそのセルの直後にカーソルを移動して、続いて=""と入力します。
  6. [値が真の場合]を選択した状態で、"" と入力します。
  7. [値が偽の場合]には 終了時刻-開始時刻-休憩時間 という数式を作成して、数式バーのを押します。
  8. 勤務時間を求めることができました。

表示形式を時刻にする

  1. [ホーム]タブの[表示形式]をタップし、[時刻]の右側のをタップします。
  2. 一覧から時刻の表示形式を選択します。
  3. 勤務時間が正しく表示されるようになりました。

数式コピーする

  1. 下方向に数式をコピーします。
  2. 空白セルには空白になりました。

※執筆環境:Excel for iPad バージョン 2.70.1

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