振替休日を求めるには
高度な日付と時刻の関数の適用
最終更新日時:2016/10/18 16:25:09
日曜日が祝日の場合、翌日の月曜日を振替休日とするには、曜日の判定としてWEEKDAY関数を利用し、IF関数と組み合わせて数式を作成するとOKです。5月の連休の場合は、5月5日が月曜日から水曜日の場合に、翌日を振替休日にします。
はじめに
祝祭日が特定の曜日(主として日曜日)と重なった場合、あるいは、複数の祝祭日が日曜日と重なったとき、その翌日が振替休日となります。
複数の祝祭日が連続しない場合、その日が日曜日であれば、翌日を振替休日となるように数式を作成すればOKです。
5月の連休の場合は、祝日が3日間連続するので、単純に最終日の5月5日が日曜日であるか判定するだけでは不十分です。よって、5月5日が月曜日から水曜日の場合に、翌日を振替休日とすればよいでしょう。
曜日の判定にはWEEKDAY関数を利用し、IF関数と組み合わせて振替休日を求めることができます。なお、数式結果はシリアル値として表示されるので、セルの表示形式を「日付」にします。
振替休日を含めた祝祭日の日付リストを作成しておくと、営業日の計算が行えるようになります。
A | B | C | |
---|---|---|---|
1 | 2016 | 年 | |
2 | |||
3 | 日付 | 祝日 | 振替休日 |
4 | 01/01(金) | 元日 | |
5 | 01/11(月) | 成人の日 | |
6 | 02/11(木) | 建国記念の日 | |
7 | 03/20(日) | 春分の日 | |
8 | 04/29(金) | 昭和の日 | |
9 | 05/03(火) | 憲法記念日 | |
10 | 05/04(水) | みどりの日 | |
11 | 05/05(木) | こどもの日 | |
12 | 07/18(月) | 海の日 | |
13 | 08/11(木) | 山の日 | |
14 | 09/19(月) | 敬老の日 | |
15 | 09/22(木) | 秋分の日 | |
16 | 10/10(月) | 体育の日 | |
17 | 11/03(木) | 文化の日 | |
18 | 11/23(水) | 勤労感謝の日 | |
19 | 12/23(金) | 天皇誕生日 |
WEEKDAY関数とIF関数と組み合わせると振替休日の日付を求めることができます。
=IF(WEEKDAY(祝祭日,1)=1,祝祭日+1,"")
一方、5月の連休など連続する祝日の振り替え休日は、以下の要領で実現できます。
=IF(WEEKDAY(5月5日セル,1)<=3,5月5日セル+1,"")
祝日が日曜日と重なった場合、翌日を振替休日として求める方法を紹介します。
操作手順
連続しない祝祭日が日曜日の場合
ここでは、2016年の春分の日が日曜日なので、その振替休日を求める方法を紹介します。
- C7セルを選択して、数式バーの[関数の挿入]ボタンをクリックします。
- [数式パレット]で、IF関数を検索します。
- それぞれの引数に以下のように入力します。
- 論理式:WEEKDAY(A7,1)=1
- 真の場合:A7+1
- 偽の場合:""
- 数式結果がシリアル値になるので、Commandキーを押しながら1キーを押して[セルの書式設定]を開き、表示形式を「日付」にします。
- 振替休日の日付を表示できました。
C7セルの数式は以下の通りです。
=IF(WEEKDAY(A7,1)=1,A7+1,"")
5月5日が日曜~火曜日の場合に5月6日の振替休日を表示する
- C11セルを選択して、数式バーの[関数の挿入]ボタンをクリックします。
- [数式パレット]で、IF関数を検索します。
- それぞれの引数に以下のように入力します。
- 論理式:WEEKDAY(A11,1)<=3
- 真の場合:A11+1
- 偽の場合:""
C11セルの数式結果は以下の通りです。
=IF(WEEKDAY(A11,1)<=3,A11+1,"")
※執筆環境:Microsoft Excel for Mac バージョン 15.27
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