データを入力してみよう
文字列は左詰め、数値は右寄せで配置される
A1のセルを選択して、「あけましておめでとうございます」と入力してみてください。すると、A1には、「あけましておめでとう」という文字列のデータが左詰めで入力されているということになります。たとえ右隣にはみ出していたとしても、ただはみ出ているだけです。
つぎに、A3のセルをマウスで選択して、「123」と入力してみてください。全角でも半角でもどちらでもかまいません。
すると、どうでしょう? 123という数字が右揃えで入力されました。
すなわち、数字が入力されている場合は、自動的に「数値」としてみなされ、右詰に配置されます。ただし、数字以外の文字列が入っている場合は「文字列」として認識され、左詰めに配置されるようになっているのです。
では、数値と数値以外の文字を組み合わせて入力してみましょう。たとえばC3セルに「Excel 2010」と入力して、Enterキーを押すと、数値とみなされず「文字列」扱いになるため、左寄せに文字が配置されます。B5セルに「123-4567」と入力すると、記号は数値以外であるため「文字列」として左詰めで表示されます。
A | B | C | D | E | |
---|---|---|---|---|---|
1 | あけましておめでとうございます | ||||
2 | |||||
3 | 123 | Excel 2010 | |||
4 | |||||
5 | 123-4567 | ||||
6 |
日付や時刻を入力すると?
D2セルに「12月31日」と入力すると、「月」と「日」という数値以外の文字が混ざっていたとしても、Excelでは「日付」という数値として認識されます。
次に、D5セルに「5:30」と入力すると、「時刻」という数値として認識されるので右詰めに配置されます。
A | B | C | D | E | |
---|---|---|---|---|---|
1 | あけましておめでとうございます | ||||
2 | 12月31日 | ||||
3 | 123 | Excel 2010 | |||
4 | |||||
5 | 123-4567 | 5:30 | |||
6 |
まとめ
ではおさらいしましょう。
- 数値以外の文字が混ざっていると、「文字列」として左寄せに配置
- 数字だけの場合は「数値」として右寄せに配置
- 日付や時刻として認識されると「数値」の一種として右寄せに配置
ちなみに、「1-2」と入力すると「1月2日」、分数を入力するつもりで「3/4」と入力すると「3月4日」として認識されます。これはどうやら仕様のようです。
また、最初に0から始まる数字を入力すると、「数値」として認識されるため、0が省略されてしまいます。入力データが「数値」扱いか「文字列」扱いかによって、処理結果が異なります。もし0から始まる数字でそのまま入力する場合は、あらかじめそのセルに「文字列」として扱ってもらえるように書式設定をしておく必要があります。その詳細はあとで説明いたします。
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