グラフに近似曲線や移動平均線を追加するには
高度な機能を使用したグラフを作成する、変更する
最終更新日時:2023/04/03 16:59:14
対象となるデータ系列を右クリックしてショートカットメニューより[近似値の追加]をクリックし、近似曲線のオプションから選ぶか、近似曲線を追加するデータ系列をグラフから選んで[グラフデザイン]タブをクリックし、[グラフ要素を追加]をクリックして、[近似曲線]オプションを選択します。
はじめに
グラフに近似曲線を追加して、視覚的なデータの傾向を示すことができます。選択できる近似曲線のオプションは以下の通りです。
- 線形(線形近似)
- 線形近似曲線は、単純な線形データセットで使用されるベストフィット直線です。 データポイントのパターンが線に似ている場合に適しています。 通常、線形近似曲線は、何かが一定の比率で増えている (または減っている) ことを示しています。
- 指数(指数近似)
- 指数近似曲線は、曲線データ値の増加または減少より高速の場合に適しています。 データに 0 または負の値が含まれている場合、指数近似曲線は作成できません。
- 対数近似
- 対数近似曲線は、データの変化率が急速に増加または減少し、その後水平になる場合に最も便利なベストフィット曲線です。対数近似曲線は、負の値および/または正の値を使用することができます。
- 多項式近似
- 多項式近似曲線は、データが変動するときに使用される曲線です。これは、例えば、大規模なデータセットの損益を分析するのに便利です。多項式の次数は、データの変動の数、または曲線に現れるベンド(丘や谷)の数によって決定されます。次数2の多項式近似曲線は、一般的に丘や谷が1つしかありません。次数3は、一般的に1つまたは2つの丘または谷、次数4は、一般的に3つまでの丘または谷があります。
- 累乗近似
- 累乗近似曲線は、特定の速度で増加する測定値を比較するデータ・セット(例えば、1秒間隔のレース・カーの加速など)に最適な曲線です。データにゼロまたは負の値が含まれている場合、累乗近似曲線を作成することはできません。
- 移動平均
- 移動平均近似曲線は、パターンやトレンドをより明確に表示するためにデータの変動を滑らかにします。移動平均近似曲線は、特定の数のデータポイント(周期オプションで設定)を使用し、それらを平均化し、その平均値を近似曲線のポイントとして使用します。例えば、区間が2に設定されている場合、最初の2つのデータポイントの平均値が移動平均近似曲線の最初のポイントとして使用されます。2番目と3番目のデータポイントの平均値は、近似曲線の2番目のポイントとして使用されます。
なお、線形近似曲線の予測線(前方補外/後方補外)を追加することも可能です。
線形近似曲線を追加するには
- 近似曲線を追加したい系列を選択して[グラフのデザイン]タブを開き、[グラフ要素を追加]をクリックします。
- 一覧から[近似曲線]をポイントして[線形]を選択します。
- 線形近似曲線が追加されました。
未来の予測データを表示するには
- 近似曲線を追加したい系列を選択して[グラフのデザイン]タブを開き、[グラフ要素を追加]をクリックして[近似曲線]オプションより[その他の近似曲線オプション]を選択します。
- [近似曲線の書式設定]作業ウィンドウの[予測]の[前方帆外]の[区間]に「1」と入力し、作業ウィンドウを閉じます。
近似曲線を削除するには
近似曲線を削除したい系列を選択して[グラフのデザイン]タブを開き、[グラフ要素を追加]をクリックして[近似曲線]オプションより[なし]を選択するとOKです。
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