アクセシビリティチェックするには
プレゼンテーションの共有と校閲
最終更新日時:2024/10/24 21:03:27
障碍のあるユーザーがドキュメントのコンテンツを問題なく読み取るようにするためには、アクセシビリティに関する問題を解決する必要があります。[ツール]メニューの[アクセシビリティチェック]、もしくは[校閲]タブを開き、[アクセシビリティチェック]をクリックします。
はじめに
アクセシビリティとは、健常者だけではなく、高齢者や身体の不自由な人を含めすべての人において平等に利用できることの度合いを表すものです。公開するためのブックを作成するには、アクセシビリティを意識する必要があります。
電子的に表示されるファイルが増えているため、世界中の政府や業界が、障碍のある方が利用しやすい電子技術や情報技術の使用を義務付けるポリシーを採用しています。たとえば、1973年の米国リハビリテーション法修正第 508条では、連邦政府機関のすべての電子技術および情報技術にユーザー補助機能を使用することが求められています。
視覚に障碍のあるユーザーがドキュメントのコンテンツを読み取るために、読み上げソフトを利用します。アクセシビリティチェックを行うことで、その読み上げソフトに対応したドキュメントに修正すべき問題を確認できます。
PowerPointにおけるアクセシビリティチェックのポイントは次の通りです。
- 画像およびオブジェクトに代替テキストを追加する
- 表に列見出しを設定する
- すべてのスライドに固有のタイトルを付ける
- ハイパーリンク テキストで普通の単語を使用する
- 単純な表構造を使用する
- オーディオまたはビデオにクローズド キャプションを含める
- 各スライドの読み上げ順序を確認する
- 色覚に障碍のあるユーザーに配慮する
アクセシビリティチェック
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[ツール]メニューの[アクセシビリティチェック]、もしくは[校閲]タブを開き、[アクセシビリティチェック]をクリックします。
- [アクセシビリティチェック]ウィンドウに検査結果が表示されました。
- それぞれの項目を選択すると、下にヒントが表示されます。
備考
読み上げ順を確認するには、『すべてのオブジェクトを一覧形式で表示するには』の記事を参考にして選択ウィンドウを表示します。オブジェクトは、一覧の末尾のアイテムから始めて先頭のアイテムまで逆に読み上げられます。下の図のように逆に並んでいる場合は問題ありません。
※執筆環境:Microsoft PowerPoint for Mac バージョン 16.35
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