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Microsoft Office全般(Excel/Word/PowerPoint/Access/Outlook/OneNote)の使用方法を解説。

締日を求めるには

高度な日付と時刻の関数を使用する
最終更新日時:2023/04/03 16:59:10
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基準日が締め日より前の日はその月の締め日、でなければ翌月に繰越すためにIF関数とDATE関数を組み合わせて数式を作成します。必要に応じてYEAR、MONTH、およびDAY関数もあわせて利用します。数式結果がシリアル値になったら、セルの書式で日付に変更する必要があります。

はじめに

締日を求めるには、IF関数とDATE関数を組み合わせて数式を作成します。サンプルファイルでは締日が日付の値だけ入っているので、YEAR、MONTH、およびDAY関数も利用します。

IF
IF(論理式,真の場合,偽の場合)
論理式の結果に応じて、指定された値を返します。ここでは、基準日が締日以前なのかそれより後なのかによって処理を分岐します。
  • 論理式:締日以前の場合(締日も含まれる)
  • 値が真の場合:その月の締日を求める
  • 値が偽の場合:翌月の締日を求める
DATE
DATE(年,月,日)
締日の日付を指定します。ここではそれぞれの引数を以下のように当てはめます。
  • :基準日のセルを選択
  • :以下のように指定
    • 締日以前の場合は基準日と同じ月を入れる
    • 締日を過ぎたら基準日セルの月に1を加算
  • :締日の日付を指定する
YEAR
YEAR(シリアル値)
シリアル値を年に変換した結果(1900~9999年の範囲の整数)を返します。
MONTH
MONTH(シリアル値)
シリアル値に対応する月を1~12までの整数で返します。
DAY
DAY(シリアル値)
シリアル値に対応する日を1~31までの整数で返します。ここでは、締日の日付を指定する場合に利用します。

操作方法

  1. サンプルファイルの一番左側の「締日」シートを開き、締日を求めたいセル(E2)を選択します。
  2. [数式]タブを開き[関数ライブラリ]の[論理順]一覧からIFを選択します。
    ↓
  3. 以下の図のように数式を指定します。
    • 論理式:DAY(A2)<=DAY(D2)
    • 値が真の場合:DATE(YEAR(A2),MONTH(A2),D2)
    • 値が偽の場合:DATE(YEAR(A2),MONTH(A2)+1,D2)
  4. 表示形式がシリアル値になったら、[ホーム]タブの[数値]グループ右下の[表示形式]をクリックして、[セルの書式設定]ダイアログボックスを表示します。
  5. [セルの書式設定]ダイアログボックスの[表示形式]タブが開かれたら、[分類]一覧から「日付」を選択し、[種類]の一覧から選択して[OK]ボタンをクリックします。
  6. 正しく日付が表示されました。
  7. 数式コピーすることで、すべての支払日が求められました。

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